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  2005年1月28日

松下電器産業株式会社
新日本製鐵株式会社
三菱重工業株式会社
日鐵運輸株式会社

PCB汚染土壌浄化実証試験の実施について

 松下電器産業株式会社(以下、松下電器)、新日本製鐵株式会社、三菱重工業株式会社、日鐵運輸株式会社は、PCB汚染土壌の浄化についての実証試験を本年5月より約3ヶ月間にわたって実施します。松下電器は、これまでPCB入り機器等の無害化処理およびPCB汚染土壌浄化の研究に取り組んできましたが、今回の実証試験により、さらなる処理の安全性や確実性、経済性等の検証を行います。具体的には松下グループが保管するPCB汚染土壌を日鐵運輸が輸送し、新日本製鐵北九州環境技術センター内に設置する三菱重工業が開発した溶剤抽出法プラントにて、小規模での実証試験を行います。
 松下電器では、2003年1月に松下グループの4工場および1工場跡地でPCB入りコンデンサ等が埋設されていることについて公表しました。それ以降、地域住民の皆様、関係の皆様のご理解をいただきながら、PCB埋設物を掘り起こし、敷地外への汚染拡散防止、掘り起こした埋設物の適正保管・届出および適正処理について積極的に取り組んできました。また、昨年6月1日にはPCB対策推進室を設置し、PCB使用機器、PCB汚染土壌の浄化における取り組みの強化を図っております。PCB使用機器については「PCB特別措置法」に基づいて、2016年7月までに適正処理を推進すると共に、今回の実証試験を通じて、PCB汚染土壌浄化の安全性、確実性、経済性を実証し、本格処理の早期実現を図ってまいります。

1. 試験内容について
  松下産業情報機器株式会社 豊中工場、松江松下電器株式会社 松江工場、富山松下電器株式会社 富山工場、塚本工場跡地にそれぞれ保有するPCB汚染土壌を、北九州エコタウン実証研究エリアにおいて、土壌に含まれるPCBを溶剤により抽出し、土壌の浄化を行います。
  今回の実証試験は4ヶ所のPCB汚染土壌合計60m3を対象に、搬送から浄化、浄化済み土壌の再利用までの一貫工程の検証を本年5月から約3ヶ月かけて行うものです。

2. 試験方法について
  試験場所: 新日本製鐵(株) 北九州環境技術センター
(次世代環境技術の開発を目的に、北九州エコタウン実証研究エリアに2004年7月に開設された研究開発拠点)
  処理技術: 三菱重工業(株) 「溶剤抽出法」
(土壌中からPCBを溶剤抽出し浄化する技術で、加熱や加圧を行わず、排ガスも発生しない環境への影響を最小限に抑えることが出来るシステム)
  輸   送: 日鐵運輸(株) 複数サイトの土壌を安全に輸送するシステムを提供

3. 委員会設置について
   実証試験の実施に際しては、有識者委員会(委員長 北九州市立大学 浅岡佐知夫教授)を設置し、浄化性能・安全面などについて外部評価を受けることにしています。

4. 今後の対応について
   今回の試験によりPCB汚染土壌浄化の安全性、確実性、経済性を実証し、掘削土壌の本格処理の検討に着手します。

(参考)

[溶剤抽出法]
常温・常圧の下,汚染土壌を洗浄溶剤に浸漬させて汚染土壌を浄化する技術です。抽出した溶剤は,精製した上で再利用します。三菱重工業が海外技術と自社の持つ溶剤ハンドリング技術を組み合わせて2001年に開発,これまでに国内2箇所で計250トンの汚染土壌を処理した実績を有しています。東京都大田区で進められているPCB汚染土壌浄化事業においても,同技術が採用されています。





以  上