ページの先頭です。 ページの本文へ メインメニューへ フッタへ
ページの本文です。

三菱重工ニュース
2004年12月20日 発行 第 4301 号

食品包装機械、射出成形機、業務用洗濯機の新会社をそれぞれ設立
産業機器事業部の製品事業を強化・再構築
 三菱重工業は2005年4月1日付で、食品包装機械、射出成形機、業務用洗濯機の当社100%出資の新会社をそれぞれ設立する。産業機器事業部が持つ開発・生産機能と、関連会社が有する販売・サービス機能を一体化し、専業の競争他社に打ち勝つ迅速な意思決定と市場・顧客への対応力アップをはかる。また必要に応じ、アライアンスも視野に開発の効率化や製品ラインナップの拡充を進め、産業機器事業を強化・再構築していく。産業機器を含む中量産品については、これまでも事業・製品単位の運営を重視し、専業の販社を設立するなどしてきたが、製造・販売一体の新会社を設立するのは今回が初めて。


 食品包装機械の新会社は、アフターサービスを担当している(株)アール・エス・イーの食品機械部門を統合して設立する。新型フィラー※1やDLCコーティング装置※2などの戦略製品を事業拡大の柱とし、製品ラインナップの拡充と市場競争力の強化をはかっていく。

 射出成形機の新会社は、三菱重工産業機器販売(株)の射出成形機部門と統合して設立する。自動車や情報技術(IT)市場に戦力を集中させるかたちで、大型・超大型機と高付加価値機に特化した機種の絞り込みを行う一方、製造体系を量産品と受注品に二分化して生産プロセスの合理化を進め、競争力強化をはかっていく。

 業務用洗濯機の新会社は、三菱重工産業機器販売(株)の業務用洗濯機と産業用ロボット(販売・サービス)部門を取り込んで設立する。業務用洗濯機は、業界内で強みとなっている「開発・サービス力」の一層のスピードアップをはかり、国内マーケットに即応する体制を整える。また、中国においては、北京リネンクリーニング合弁事業(北京首旅普蘭徳洗滌有限公司)へ資本参加するかたちですでに進出を果たしているが、それを足掛かりとして、中国市場での本格的な事業拡大に取り組む。産業用ロボットの営業にも積極的に取り組んでいく。
 この3社はいずれも、現・産業機器事業部(名古屋市中村区岩塚町)内に拠点を置く。

 これら製品単位の新会社設立と並行して、産業機器事業部の他製品についても同日付で、他部門と統合する。社内の他製品とのシナジー効果拡大により、技術力、コスト競争力、販売力の強化をはかっていくのが狙い。

 押出成形機※3については、紙・印刷機械事業部へ移管する。業界最大の試験装置を移設・強化し、製紙機械・印刷機械とのシナジー効果を最大に活かしていく。これにより、当社の高付加価値事業へのシフトをさらに強める。

 産業用ロボットの設計・開発については、人型汎用ロボットなどを担当している神戸造船所へ移管する。神戸造船所のロボット開発チームと合流することで技術の革新と開発の効率化をはかり、新製品の迅速な市場投入に取り組んでいく。

 動力伝導装置※4については、工作機械事業部へ移管する。同事業部の自動車部品関連事業ノウハウなどを活用し、遊星ローラ減速機※5など高付加価値分野への取り組みを拡大していく。ただし、生産拠点は現・産業機器事業部内に置く。

 メイキエンジンについては、現在営業窓口になっている汎用機・特車事業本部へ移管する。海外拠点を活用するなど、シナジー効果を最大限に活かし、当社エンジン事業の強化をはかっていく。ただし、生産拠点は現・産業機器事業部内に置く。

※ 1 新型フィラー =生産現場の視点から「型替容易性」「品質安定性」「メンテナンス 性」に特に配慮した重量計量式のフィラー。計量方式や搬送方式を変更することに より多様な液種、容器への適用が可能。
※ 2 DLCコーティング装置 =DLCとはDiamond Like Carbonの略称で緻密なコー ティングを行うことによりPET層のガス透過量を減少させ、ガスバリア性を向上 させることにより、内容物の品質保持に寄与する。
※ 3 押出成形機 =プラスチックフィルムおよびシート製造装置。
※ 4 動力伝動装置 =動力の方向・速度を変換して伝える装置(増減速機、軸継手)の 総称。
※ 5 遊星ローラ減速機 =歯車レス(ギヤレス)のローラ方式を採用した増減装置。



担当窓口:産業機器事業部

以  上