ページの先頭です。 ページの本文へ メインメニューへ フッタへ
ページの本文です。

三菱重工ニュース
2004年11月29日 発行 第 4295 号

世界最大1,000kWのアモルファス太陽光発電設備が稼動
三菱重工のアモルファス電池を採用
 三菱重工業製の太陽電池を採用した、アモルファス型で世界最大(総発電量約1,000 kW)の太陽光発電設備が、ドイツ・ミュンヘン近郊のブッテンヴィーゼン市(Buttenwiesen)で完成、今秋から運転を開始した。大型太陽光発電設備で豊富な建設経験を持つ大手システムインテグレーターのフェニックス社(Phonix Sonnen Strom AG)が手掛けたものに、当社が電池を供給した。発電される電力は全量、電力会社を通して地域社会へ供給される。


世界最大1,000kWのアモルファス太陽光発電設備
世界最大1,000kWのアモルファス太陽光発電設備
 この発電設備は、公式サッカーグランドの約2.3倍に相当する16,500m2の広大な土地に敷き詰めたアモルファス太陽電池パネル約10,000枚で構成される。年間発電量は1,000,000 kWh。周辺地域320戸の電力を賄うことができる。発電設備が完成した先月末には、地元代表をはじめ、各界関係者を招いて盛大に竣工式が催された。

 太陽光発電は、太陽光を直接電力に変換する発電方式で、環境保全効果に優れる。それを支えるアモルファス太陽電池は、日射量の多い夏場の発電特性に優れ、結晶型太陽電池と比べ、年間で約10%発電量が多く得られる。また、地球温暖化ガスの二酸化炭素(CO2)の削減効果も大きく、今回の発電設備によるCO2削減量は年間約1,000Ton-C、東京ドーム50個分の森林植樹によるCO2吸収量に相当する。これらに加え、当社製品はパネルが大面積かつ高電圧であるのが特徴で、系統連系発電に最適との評価を得ている。

 ドイツは欧州最大の太陽光発電の普及国。同国では、2000年から再生可能エネルギー法(Renewable Energy Law)が施行され、自然エネルギーで発電された電力の購入を電力会社に義務づける長期買取り保証制度が導入されている。さらに本年1月には、太陽光発電による電力の買取り条件を優遇する法改正も行われ、太陽光発電市場は現在、急拡大中。その成長は今後も継続すると見られている。

 当社は、ドイツで昨年、フェニックス社が手掛ける設備容量300kWと同400kWの太陽光発電プラント(ともにミュンヘン近郊)にそれぞれアモルファス電池を供給した実績を持つ。今回は、その実績が高く評価されて受注に結びついたものだが、これを機に、ドイツはもちろん、同国に続いて電力買取り制度が導入されてきたスペイン、ポルトガル、イタリア、フランスなどの有望市場でも積極的な拡販活動を展開していく。



担当窓口:原動機事業本部 新エネルギー事業推進部
製作事業所:長崎造船所

以  上