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三菱重工ニュース
2004年9月21日 発行 第 4275 号

オマーンから大規模な肥料製造プラントを受注
 三菱重工業は、双日の協力を得て、オマーンのソハール国際尿素・化学品工業社(Sohar International Urea & Chemical Industries)から、ソハール肥料コンプレックスの建設工事を受注、近く正式に契約する。受注金額は約5億ドルで、生産開始は2007年度下期の予定。オマーン向けプラント建設工事は今回が初めて。首都マスカット(Muscat)から北西約260kmに位置し、国際協力銀行のアンタイドローンにより造成されたソハール工業地区内に建設される。


 ソハール肥料コンプレックスは、天然ガスを原材料としてアンモニアを製造後、全量を尿素に転換して最終製品である肥料用途の粒状尿素をつくる設備。日産2,000トンのアンモニア製造プラント、同3,500トンの尿素製造・造粒プラント、及びその関連設備から構成され、化学プロセスには、ハルダー・トプソ(デンマーク)、スナプロゲッティ(イタリア)、ヤラ ファーティライザー テクノロジー(ベルギー)の技術が使用される。

 ソハール国際尿素・化学品工業社は、オマーンの財閥であるスヘイル バウアン(Suhail Bahwan)によって設立された。今回の肥料コンプレックス建設資金には、国際協力銀行と日本貿易保険の輸出信用によるプロジェクトファイナンスの供与が検討されている。供与が実現すれば、日本の公的信用機関による尿素製造プラント建設案件に対する初のプロジェクトファイナンスの適用となる。

 当社は、過去15年間に大型のアンモニア・尿素プラントの建設プロジェクトを、海外で6件遂行しており、その実績と技術力が評価され、今回の受注となった。

 粒状尿素は、肥料として消費された後に有害物を残さず、土壌に強く保持され流失しにくいという特性などから世界で広く使われており、人口増加による食料増産ともあいまって、今後も需要はますます伸びていくものと予想される。将来、ソハール肥料コンプレックスでも、第2期工事として、アンモニア・尿素プラントの追設が計画されており、その商談の展開も期待される。

 当社は、今回のオマーンでの大型案件獲得により、中東地域でのプレゼンスを一層高め、同地域でのプラント案件の継続受注を目指していく。




営業窓口 :機械事業本部 化学プラント部
担当事業所:プラント・交通システム事業センター

以  上