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三菱重工ニュース
2004年9月15日 発行 第 4273 号

777型機の胴体部位 通算500号機目を出荷
 三菱重工業は、米国ボーイング社向けに大型旅客機“777型機”500号機用の後部胴体を広島製作所から、また、尾部胴体および乗降扉を名古屋航空宇宙システム製作所からそれぞれ出荷した。初号機用部位の納入は1993年。


777型機向け尾部胴体
777型機向け尾部胴体

 ボーイング777型機は、短距離国内線から長距離国際線までをカバーする経済的な大型双発機。ボーイング社の民間旅客機として初めてフライ・バイ・ワイヤー方式※を採用、1995年から世界のエアラインで就航している。
 その開発にあたっては、“Working Together”の合言葉の下、国際共同参画の開発方式を導入。わが国からは当社のほか、川崎重工業と富士重工業がリスク・シェアリング・パートナーとして参画した。日本の生産シェアは約21%、そのうち、当社は約50%を分担している。

 その経済性や安全信頼性から高い評価を受ける777型機は、派生型機(ファミリー)も多い。1997年に初期型であった“777-200型機”の航続距離延長タイプ“777-200ER型機”が、また、1998年には胴体延長タイプ“777-300型機”が就航している。

 ボーイング社は、これらに加えて、さらに新たな長距離タイプ2機種を2000年に発表。その一つである“777-300ER型機”は、“777-300型機”の航続距離延長タイプで、今年4月に初号機がボーイング社からエールフランスに納入されている。今回の後部胴体、尾部胴体、乗降扉の各部位は、この“777-300ER型機”10号機向けの出荷で、通算500号機にあたる。

 もう一つの長距離タイプである“777-200LR型機”は、ニューヨークからクアラルンプールへの直行が可能な世界最高の長距離飛行性能(17,446km)を持つ最新鋭旅客機。この新鋭機の初号機向け後部胴体も10月8日に広島製作所から、また、尾部胴体は10月20日に名古屋航空宇宙システム製作所からそれぞれ出荷される。“777-200LR型機”の顧客への初引渡しは2006年になる。

 当社とボーイング社は、航空宇宙産業のリーディングカンパニーとして今後も世界が必要とする最良の製品、サービス、ソリューションを提供していく。

フライ・バイ・ワイヤー(FBW: fly-by-wire)方式 =
操縦翼面などの操作を機械式ではなく、電気信号式で行う操縦方式のこと。
従来の操縦系統は、パイロットが操作する操縦桿やペダルの動きをケーブルなどを介して、油圧作動機構に伝達、方向舵、昇降舵、補助翼などを動かしていた。フライ・バイ・ワイヤー方式は、このパイロットの操作を電気信号に変えて、ワイヤー(電線)を介して油圧サーボ・アクチュエーターに入力し、電気的に操縦する方式。構造の簡素化や重量の軽減が図れる。



営業窓口 :航空宇宙事業本部 民間航空機部
製作事業所:広島製作所
       名古屋航空宇宙システム製作所

以  上