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三菱重工ニュース
2004年9月7日 発行 第 4269 号

クラス最短のサイクルタイム18秒を実現
歯車面取盤「ME20A」を発売
 三菱重工業は、自動車用トランスミッションなど各種歯車部品加工用の、端面加工でクラス最短のサイクルタイム18秒※1(従来機種は25秒)を実現した歯車面取盤「ME20A」を発売した。ホブ盤やギヤシェーパで加工した歯車の歯形を専用のカッターで仕上げるマシンで、これにより、ホブ盤からシェービング盤まで当社が提供する豊富な歯車加工のトータルソリューションにまたひとつ最新鋭機が加わったことになる。価格は980万円(ローダー、コンベアー付)。初年度約60台の売上げを計画している。


三菱歯車面取盤 ME20A
三菱歯車面取盤 ME20A

 歯車面取盤「ME20A」の加工能力は、歯車最大径200 mm、加工モジュール1.0~3.5 mm、加工最大歯幅50 mm。ワーク駆動方式を採用したことにより、ワークの径の大小にかかわらず、歯形の面を加工するカッターとの噛み合わせが滑らかになり、高速加工を実現した。
 また、カッターの最大径を従来機種では180mmだった長さを260mmにし、長寿命化をはかった。

 間口1.4m、奥行き1.6mとコンパクトであるのも「ME20A」の特徴。ライン化対応が容易で、工場などで前後の加工工程間に自在に組み込むことができる。もちろん、単体機としても使用可能。また、従来機にはなかった電動サポートクランプを新たに採用、油圧ユニットや潤滑油の使用をなくして環境の負荷低減に貢献する。

 当社は2002年に歯車面取盤「ME20」を市場投入している。今回の「ME20A」は先行機種の優れた性能を継承しながら、「ME20」のNC送り軸1軸に取り付けていたフレージングカッター(X軸)とバリ取りカッター(U軸)の送り軸をそれぞれ独立のNC軸とし、ワーク回転軸をインバーター制御にすることで、さらなるサイクルタイムの短縮化を実現した。

 歯車面取盤は、ホブ盤、ギヤシェーパと続く後の工程に置かれ、その後にシェービング盤がつくギヤラインに組み込まれることの多いマシン。当社は、自動車部品メーカーの歯車加工部門を中心に幅広い需要を見込んでおり、積極的な営業を展開していく。初号ロット2台は、自動車部品メーカーに納められる。1台はホブ盤(GE15)とシェービング盤(FS30)のライン間に組み込まれ、もう1台は単体で使用されることになる。

  なお、本製品は当社の100%出資会社であるMHI工作機械エンジニアリング株式会社にて、開発・製造・販売を担当している。

 ※1  サイクルタイム =
ワークとなる歯車の歯の両端面を一つずつ面取りし、すべて面取りし終えて1周する時間に、ワークをコンベヤーより搬入、搬出する時間を含む。高い生産性を上げるためには、スピードが求められる。

 ME20A主要仕様
項    目ME20A 仕様
加工能力
加工最大径 mm
Φ200
加工モジュール mm
1.0~3.5
加工最大歯幅 mm
50
カッターヘッド
フレージングカッター径 mm
MAX.260
フレージングカッター切込みストローク mm
MAX.150
バリ取りカッター径 mm
Φ120(一定)
バリ取りストローク:上/下 mm
25/10
ワーク
最高回転速度 mm-1
1,000
ドライブ方式
mm-1
ワーク駆動
主要モーター
ワーク駆動モーター kW
2.0
切込みモーター(フレージングカッター) kW
1.6
切込みモーター(バリ取りカッター) kW
1.6
加工高さ mm
1,100
床面積 mm
間口×奥行き:
1,400×1,600
機械質量 kg
3,000
制御仕様 FANUC 2軸 X軸 U軸



担当窓口:工作機械事業部
     :MHI工作機械エンジニアリング株式会社

以  上