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三菱重工ニュース
2004年8月25日 発行 第 4263 号

中国のリネンクリーニング合弁事業に資本参加
連続式水洗設備一式を受注
 三菱重工業は、中国・北京市でのリネンクリーニング合弁事業に資本参加することを決め、このたび合弁契約に調印した。国有企業である新燕莎集団を中心に、同国で初めて本格的な総合クリーニング事業を立ち上げるもので、それを担う新会社には日中両国の7企業・団体が出資する。当社は約19%を出資するとともに、新会社からの発注を受け、新事業の中核設備となる業務用の連続式水洗設備一式とその周辺装置を納入する。受注金額は約1億円。


北京リネンクリーニング合弁契約調印風景
北京リネンクリーニング合弁契約調印風景

 本プロジェクトは、2008年オリンピック開催を前に環境・衛生整備や慢性的水不足対策に取り組む北京市の強い意向を受けたもの。中国のリネンクリーニング市場は形成途上だが、その潜在需要には期待できる。当社は、今回の合弁参加を同国での産業機器事業の新しいビジネスモデルとして位置づけ、国内シェアトップ(約40%)の当社業務用洗濯機を「見て、触って、使ってもらう」ことで潜在需要の覚醒を促し、近い将来には当社機を同国のスタンダードマシンにして広く売り込みをはかっていく考え。

 新会社の社名は「北京首旅普蘭徳洗滌有限公司」。既存のリネン洗浄サービス会社(首旅酒店洗滌有限公司)を発展的に改組しスタートするもので、資本金は約5億2,000万円※1。新燕莎集団と北京首都旅游国際酒店集団有限公司※2(既存会社の親会社)を実質的な事業運営主体とし、今秋から本格的に事業を開始して、3年後に約5億6,000万円の売上げを目指す。日本からは、当社のほか、関東クリーニング協同組合※3が参加する。

 新会社へ納入する連続式水洗設備は、1日20トンのリネン処理が可能な最新鋭の高能力洗浄システム。全槽二重構造で、被洗物の種類を各槽毎に変えて洗うことが可能。平成14年にモデルチェンジし、現在国内でベストセラーとなっている。
 この連続式水洗設備は、大型洗濯脱水機のバッジ処理に比べ、55%の節水、5分の1の省人化、衛生面で殺菌用加熱槽の設置等ができるのが特徴。容易なメンテナンス性や高い操作性などと合わせて、その「節水度」「衛生度」「省人化」は、水不足解消や環境改善に取り組む本合弁プロジェクトの主旨にも沿っている。

 中国では現在、リネン洗浄は自家処理が中心だが、東京オリンピック(1964年)を機に、関連市場が飛躍的に拡大した日本と同様、今後、一挙にこの市場が広がっていくことが予想される。当社は、今回の合弁参加を機に、さらに積極的に営業活動を展開していく。

※1 参加各企業・団体の出資額および出資比率は次の通り。新燕莎集団 約1億6,200万円(31.4%)、北京首都旅游国際酒店集団 約1億3,200万円(25.7%)、萬達工程(香港)約3,600万円(7.1%)、恒和企業団 約3,600万円(7.1%)、中国人民対外友好協会 約870万円(1.7%)、関東クリーニング協同組合 約4,000万円(7.8%)、当社 約1億円(19.4%)。
  
※2 北京首都旅游国際酒店集団=同集団の上層部組織は首都旅游集団。多数のホテル・旅行社・バス運輸会社、大型イベント施設、レジャー施設等の統括を行なう中国最大の組織で、実質上、北京市長の直轄組織である。北京市がこの集団をからませることは、行政目的である節水、衛生度向上、環境改善策の一つとして今回のリネンクリーニング方式を重視し、速やかな拡大を意図しているものと受け取られている。首都旅游集団トップもホテル業界を管轄する立場から、今回の合弁会社を重視し、同様方式の事業をさらに展開する構想を検討中である旨表明している。
  
※3関東クリーニング協同組合=約60社が加盟。先進的なクリーニングの経営・工場運営・洗濯等の幅広いノウハウを有すほか、中国最大の民間外交組織である中国人民対外友好協会の下部組織「中国対外友好合作服務中心」とともに、永年取り組んでいる中国研修生受け入れ事業を通じて同国に幅広いネットワークを持つ。
ただし、関東クリーニング協同組合は非営利団体であるため、中国展開のために設立した会社から出資を行なう予定。



担当窓口:産業機器事業部

以  上