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三菱重工ニュース
2004年8月19日 発行 第 4262 号

メキシコの複合火力発電所を受注
49万5,000kWトゥクスパン5号発電所
 三菱重工業は、三菱商事と九州電力がメキシコで設立した電力事業会社からトゥクスパン (Tuxpan)5号発電所の建設をフルターンキー契約※1で受注した。


 トゥクスパン発電所は、同国最大の電力消費地である首都メキシコシティに電力を供給する重要な役割を担っているガス焚き複合火力発電所※2。メキシコシティから北東に250km離れた沿岸部のトゥクスパン地区に建設される。すでに1号から4号までが運転されており、2、3、4号は当社が建設した。5号が完成すると総出力は約250万kWに達する。

 今回受注した5号は出力49万5,000kWの複合火力発電所で、M501F型ガスタービン 2基、排熱回収ボイラー2基、蒸気タービン1基からなる。運転開始は2006年9月の予定。ガスタービンは当社高砂製作所、蒸気タービンは長崎造船所でそれぞれ製作され、排熱回収ボイラーは現地調達する方針。
 発注元は、三菱商事が70%、九州電力が30%の出資比率でメキシコに設立した事業会社、エレクトリシダ・ソル・デ・トゥクスパン社(Electricidad Sol de Tuxpan, S. de RL de CV)。発電した電力は同社から全てメキシコ電力庁(Comisión Federal de Electricidad 、本庁:メキシコシティ)に売電される。

 受注した複合火力発電所は、石炭や石油を燃料とする従来の火力発電所に比べ発電効率が高く、排気ガスがクリーンであるなどの特徴を持つ。
 ガスタービンと蒸気タービンで二重に発電を行い、燃料として投入する天然ガスの熱量の50%以上を電気エネルギーに変換することができる。石炭や石油を燃料とする従来の火力発電所より効率が約10%高い分、燃料が節約でき、二酸化炭素(CO2)削減に貢献する。
 排気ガスについても、天然ガスを燃料としているため、石炭を燃焼させた場合に発生する窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)を低く抑えることができる。当社の技術が、環境問題に頭を悩ますメキシコの環境保全に貢献することになる。

 当社はこれまで、メキシコにおける総発電容量の50%以上にあたる発電所を納入して いる。これら実績に対する同国関係者の高い評価を追い風に、世界で最も重要な市場の 一つとなっているメキシコの今後の商談についても積極的にアプローチしていく。


※1フルターンキー契約 土建工事、機器の供給、機器の据付工事を一括して請け負う契約のこと。完成後に顧客が操作盤の鍵を回すだけでプラント全体が稼動する、というたとえから、このように呼ばれる。
   
※2複合火力発電所 ガスタービンによる発電と蒸気タービンによる発電とで二段階にわたり発電することができる。別称、コンバインドサイクル発電所。



営業窓口 :原動機事業本部
製作事業所:高砂製作所、長崎造船所

以  上