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三菱重工ニュース
2004年7月15日発行 第4252号

産業用小型エンジン14万5,000台の生産体制構築へ
排ガス3次規制に対応、世界シェアを2倍に


 三菱重工業は、産業用小型エンジンの生産能力を現状の年間12万台から約2割増強し、2007年までに年間14万5,000台の生産体制を構築する。欧米や中国市場の急激な拡大に応えるとともに、同年度から適用される米国環境保護庁(EPA)などの排ガス3次規制に対応するのが狙い。そのため、当社は、今年度上期に35億円強の設備投資を行う。

小型ディーゼルエンジンS4S」
 今回の設備投資の対象となるのは建設機械やフォークリフトなどに搭載される5~140馬力の小型ディーゼルエンジン。2002年度約7万台であったこのクラスの当社エンジンの販売台数は、中国の建設ラッシュや北米市場の景気回復などにより、今年度は約12万5,000台に達する見込みであり、さらに2007年には14万3,000台を目指している。
 
 また、2007年から順次導入される排ガス3次規制は、エンジンの排ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)や炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、粒子状物質(PM)の排出量の更なる削減を製造各社に求めている。当社はこれをシェア拡大の好機と受けとめ、特にコンポーネント(エンジン単体)の販売に注力し、このうちOEM(相手先商標製造)供給分については、現状の年間販売台数3万9,000台(2003年度)を、2007年までに8割増の7万2,000台にまで増やし、世界シェアも約4%から約8%を目指す。

 今回の設備投資では、クランクシャフトやクランクケースなどの加工ラインを新設、能力を増強する。組立ラインも、1ライン増設し、2ラインとして、排ガス3次規制対応エンジンの組立を可能にする。さらに現行2ラインの運転ラインについても、1ラインを3次規制対応用に増強する。
 また、機械加工については、可能な限り仕上げ加工など高付加価値作業へのシフトを図り、低付加価値作業については極力協力メーカーに移すことで、生産ライン全体の効率を高める。

 これらの措置により、当社は競合各社がひしめく産業用小型エンジンメーカーの淘汰に打ち勝ち、シェア、利益の両面で世界市場に確たる地位を築いていく。

担当窓口
汎用機・特車事業本部 エンジン営業部


以  上