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三菱重工ニュース
2004年6月2日発行 第4238号

精密金型加工専用プラノマシセンを開発
FM制御機能を搭載 送りサーボ誤差0を達成


 三菱重工業は、大型工作機械の主力製品である「プラノマシセン(※1)MVR」に高精度な FM制御機能(※2)を搭載したFMシリーズ3機種を開発した。自動車、建設機械など大型製品の金型加工専用機で、FM制御機能により送りサーボ誤差0という高精度な位置決めを実現、しかも主軸は毎分1万2000回転と高速かつ低振動となり、大型精密金型の加工を可能とした最新鋭のマシン。MVR-FMシリーズとして18日から販売を開始する。

プラノマシセンMVR-FMシリーズ
    MVR30-FM
 開発した機種はコラム門内幅が2,050ミリの「MVR25-FM」、2,550ミリの「MVR30-FM」、それに3,250ミリの「MVR35-FM」の3機種。
 テーブル送りのX軸にツインボールネジを採用、剛性を高めたほかラム(アタッチメント装着部分)上下直結駆動による高品位加工により、生産性を向上させた。
 各軸の早送り速度はX/Y軸が毎分30m、Z軸(ラム)が10m、W軸(クロス)が3mとMVRの高速性能を受け継いでおり、工具交換時間はわずかに5秒、アタッチメント交換時間も30秒と門形加工機では最速を誇る。
 また、700mmのラムストローク(※3)とクロスレールストローク(※4)800mmで加工範囲を広げた。
 テーブルの両側には、コンベアを配置して切粉対策を施すなどメンテナンス機器を集中配置し、自己診断機能を搭載したことで、保守、管理を容易にした。

 各機種とも月産2台。価格は「MVR25-FM」が7,800万円、「MVR30-FM」が8,800万円、それに「MVR35-FM」が 1億3,000万円。

※1. プラノマシセン
=プラノマチックとマシニングセンターを合成した大型機門形シリーズの呼称。
※2. 高精度なFM制御機能
=“Advanced FM制御機能”。FMは、Future Method for Fine Mold and Machine
 を示し、本制御機能搭載シリーズを「FMシリーズ」と名付けた。
※3. ラムストローク
=アタッチメント装着部分の昇降可能距離の意味。
※4. クロスレールストローク
=本機の横桁(クロスレールにより昇降)の昇降可能距離の意味。

主な機械仕様は以下のとおり。
項 目 MVR25-FM MVR30-FM MVR35-FM
コラム門内幅の距離 mm
2,050
2,550 3,250
テーブル作業面
mm
1,500 2,000 2,500
長さ mm
3,000 3,000 4,000
4,000 4,000 5,000
5,000 5,000 6,000
主軸回転数 min-1
12,000 (Opt. 6,000)
主軸出力(連続/30分定格) kw
30/25 (Opt. 30/22)
各軸移動量
テーブル前後 (X軸) mm
3,200
(Opt. 4,200、5,200)
4,200
(Opt. 5,200、6,200)
ヘッドストック (Y軸) mm
2,500 3,000 3,500
ラム上下 (Z軸) mm
700
クロスレール上下 (W軸) mm
800
各軸早送り
X軸、Y軸 m/min.
30 22
Z軸 (ラム) m/min.
10
W軸 (クロス) m/min.
3
ATC
収納本数
50(Opt.60、80、100)
工具交換時間(Tool to Tool)
5
AAC
アタッチメント交換時間
30

担当窓口
工作機械事業部


以  上