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三菱重工ニュース
2004年5月26日発行 第4234号

大型客船「サファイア・プリンセス」を引き渡し
プリンセスクルーズ社向け


 三菱重工業は、長崎造船所で建造中のプリンセスクルーズ社向け大型客船「サファイア・プリンセス」を竣工、27日に引き渡し式を行う。式には船主側からPeter Ratcliffe(ピーター・ラトクリフ)社長が、当社からは佃和夫社長ならびに太田一紀常務取締役船舶・海洋事業本部長が出席する。
 本船の引き渡しにより、当社造船技術の粋を集めて取り組んできた日本造船史上最大の客船2隻建造事業はここに完結する。

 「サファイア・プリンセス」は、総トン数およそ11万6,000トンで、全長290m。水面上高さ54mと、ほぼ18階建てのビルに匹敵する高さがある。船内にはレストラン、シアター、ディスコ、カジノ、テニスコートなど数多くの豪華パブリックスペースと7 つのプールを備え、総客室数が1,339室というまさに豪華ホテルなみの設備を持つ大型クルーズ客船。航空エンジン転用型ガスタービンと排煙低減型ディーゼル発電機関とを組み合わせた複合発電システムおよび電気推進システムを採用、高出力で、しかも低騒音・低振動を実現することで客船に求められる操船性、静粛性および快適性を徹底的に追求した。
 さらに最新の排煙浄化装置や次世代バイオ技術による汚水処理装置を装備。これによって船内で発生する各種廃棄物をすべて船内で処理、海中投棄ゼロを可能にするシステムなど最先端の技術を結集、地球環境に充分配慮した。

 当社は、2000年2月に客船2隻を受注、第1番船を「ダイヤモンド・プリンセス」、第2番船を「サファイア・プリンセス」として建造を始めた。今回引き渡す船は、当初第1番船として建造していたが、2002年10月、艤装工事中の火災事故により船体の一部を焼損したため、姉妹船である第2番船と名前を入れ替え、納期も変更して修復・建造作業を実施。火災事故で失った信頼を回復するためには、新しい納期に確実に引き渡すことであり、全社の総力をあげて世界でも例を見ない客船の2隻並行建造に取り組み、本年2月に引き渡した「ダイヤモンド・プリンセス」に続き、念願の「サファイア・プリンセス」竣工の日を迎えることができた。


(主要目)    
総トン数  約116,000トン
全  長 290.0m
船幅(最大) 41.5m
水面上高さ 54.0m
総客室数 1,339室/最大乗客収容力3,078人

営 業 窓 口
製作事業所


船舶・海洋事業本部 船舶・海洋営業第一部
長崎造船所


以  上