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三菱重工ニュース
2004年5月12日発行 第4320号

中国から排煙脱硫装置を受注
江西省貴渓発電所向け


 三菱重工業は、中国の重慶遠達環保集団有限公司から江西省貴渓発電所向け大型排煙脱硫装置の基本設計および主要機器を受注した。今年3月の大唐韓城第二発電所向けに続く受注で、当社の中国向け排煙脱硫装置の受注はこれで8件目となる。運転開始は2005年10月の予定。

 この排煙脱硫装置は、江西省貴渓発電所に新設される5号・6号機石炭焚きボイラー (300 MW 各1基 合計2基)から排出されるガス全量(1時間当たり1,136,000Nm3×2基)の脱硫処理を行うもので、排ガスに含まれる硫黄分の主たる成分である二酸化硫黄(SO2)を95%除去し高い脱硫率をもつ。
 排脱装置全体の金額は約30億円。当社はこのうち、プラントの性能を決定する基本設計業務と、コア部分にあたる吸収塔内部品、攪拌機などの機器供給を担当する。吸収塔は、当社独自の技術である液柱塔※を採用している。
  
 本プロジェクトは同国国内資金調達案件。そのため、当社と2000年に排煙脱硫装置のライセンス契約を結んでいる重慶遠達環保集団が応札、設備一括を受注した。同社との協業プロジェクトは昨年2月の九龍電力・重慶西発電所に続き、今回で2件目。すでに貴渓発電所石炭焚きボイラーの建設工事に着手しており、吸収塔の建設は今年11月からとなる。
 
 当社の独自技術である液柱塔は、高い脱硫性能を達成するだけでなく、内部の構造をシンプルにしてメンテナンスを容易にするなど、顧客の利便性に配慮したシステムとなっている。今回の商談では、液柱塔に象徴される当社の技術力と、日本を含む世界各国での運転実績が高く評価され成約に至った。

 中国では石炭焚き火力発電所が総発電量の約7割を占めるが、環境規制強化の動きに伴い、石炭焚きボイラー用排煙脱硫装置の設置ニーズが急拡大している。当社は今後も、中国のパートナー企業とともに同国市場の開拓を積極的に進めていく。

※ 液柱塔= 吸収塔内部では排ガスとスプレイノズルから噴射された吸収液の液滴とが接触して浄化されるが、液柱塔ではスプレイノズルが上向き配置されており、上方に噴出された液滴は上昇時と下降時の二回排ガスと接触するため、一般の下向きスプレイ方式より効率の良い点が特徴。

営 業 窓 口
製作事業所


機械事業本部 環境ソリューション部
プラント・交通システム事業センター


以  上