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三菱重工ニュース
2004年4月19日発行 第4226号

国内最大規模の風力発電プロジェクトを受注
宗谷岬(稚内市)ウィンドファーム向け


 三菱重工業は、株式会社ユーラスエナジージャパンから、北海道稚内市に建設する宗谷岬ウィンドファーム(風力発電所)向けの風力発電設備57基(1基あたりの出力1,000kW)、および近接する浜頓別ウィンドファーム向けの1基(同)の計58基一括の受注をほぼ確定させた。宗谷岬ウィンドファームは総出力5万7,000kWの国内最大の風力発電所となる。当社は日本で唯一の大型風車メーカーであり、その実績が評価されたもの。3月30日には、北海道電力株式会社と株式会社ユーラスエナジージャパンとの間で電力受給契約が締結され、プロジェクトが実現に向けて動き出した。

 宗谷岬ウィンドファームの設置者であるユーラスエナジージャパンは、株式会社トーメンと東京電力株式会社が共同出資している風力発電事業会社。同社からの風力発電設備の受注は、すでに製作に着手している釜石ウィンドファーム向けや浜頓別ウィンドファーム向けも含め、これで累計101基となる。

 今回納入するのは1,000kW風車MWT-1000A。従来の羽根は高風速用だったが、羽根の構造や形状を工夫することにより、低風速でも効率的な発電を実現。1,000kW風車にもかかわらず年間発電量では1,300kW機に匹敵する発電能力に向上した。また、年平均風速6m/秒の場所での年間発電量を従来機に比べ約20%向上させた。大きさは、ローター直径(ブレードの回転直径)約62m、タワー(鉄塔)高さ68m、ブレード先端までの最大高さは約100m。

 今回のMWT-1000Aは、その高効率性が高く評価され、2004年2月には日本機械工業連合会が主催する「優秀省エネルギー機器表彰」において「日本機械工業連合会会長賞」を受賞している。また、同月、日本経済新聞社主催の「日経優秀製品・サービス賞」で環境分野の製品に贈られる「優秀賞 日経産業新聞賞―環境部門」を受賞した。

 MWT-1000Aは当社のベストセラー機種。国内では愛媛県瀬戸町、岩手県釜石市、長崎県鹿町町(シカマチチョウ)、高知県葉山村などにすでに92基を受注しており、宗谷岬/浜頓別向けとあわせると国内受注件数は150基となる。海外での受注件数は201基で、国内外合計では351基に達する。MWT-1000A以外にも、当社では40kW機から2,000kW機までを製造し、全機種の国内外での受注件数は1,758基となり、2,000基到達まであと一歩となった。

 当社は今回の受注を機に、大型風力発電設備の日本唯一のメーカーとして国内外でのクリーンエネルギーへの要望やCO2削減のニーズに一層積極的に応えていく。

※ 株式会社ユーラスエナジージャパン

  本社所在地 東京都港区赤坂1-11-30
赤坂1丁目センタービルディング内
  社長 中村成人氏
  概要 東京電力株式会社(60%)と株式会社トーメン(40%)が出資している株式会社ユーラスエナジーホールディングス(持株会社)の全額出資子会社で、日本国内の風力発電事業を担当。

営業窓口
製作事業所


原動機事業本部 電力部
長崎造船所


以  上