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三菱重工ニュース
2004年4月7日 発行 第 4225 号

画期的な視認性を実現 レーザー光を利用した監視システムを開発
 三菱重工業は、レーザー光を利用した「レーザレーダ監視システム」を開発した。従来不可能だった悪天候(雨、霧)や闇夜でも遠距離の対象物を高画質に撮影および監視ができ、高いセキュリティ性を確保できる。


本システムは、「ストロボ写真撮影」に類似した原理で、ストロボフラッシュの替わりにレーザー光を、また写真機の替わりに高速ゲート付きICCDカメラ1を用いたもの。具体的には極短パルスレーザー光※2を監視領域に向けて照射、対象物からの反射信号光がカメラに到達する瞬間のみシャッターを開いて撮影する。
 このシステムは、レーザーとカメラの送受光部、電源部、制御/コントローラー部およびモニターから構成されている。

 これまでの監視システムは、高感度カメラや赤外線カメラを用いているため、雨や霧に影響されて遠距離にある対象物を撮影することが不可能であった。今回開発したシステムでは、高指向性のレーザー光を採用、レーザー光は対象物の反射率でその形を識別するという特性を利用して、遠距離でも高画質の画像監視が可能となった。さらに高速ゲートの採用により、撮影時の雨や霧の水粒子による散乱光に影響されず不審者等の識別ができるほか、対象物までの距離が測定できる。また極短パルスレーザー光は不可視であるため、昼夜問わずレーザー照射を探知されることなく監視が可能。なお、対象物が移動しても自動追尾機能を備えているので継続監視ができるのも特長。
 なお好天昼間は併設の超高感度CCDカメラによるカラー画像でも監視が可能である。

 当社では、この特長を生かし、顧客のニーズに対応した高度なセキュリティシステムを構築して積極的に売り込んでいく。

※ 1. 高速ゲート付きICCDカメラ ナノ秒(10億分の1秒)単位でシャッターが切れ、光増幅機能を持つ高感度CCDカメラ。
※ 2. 極短パルスレーザー光 ナノ秒単位の発光時間を持つレーザー光。



営業窓口 :航空宇宙事業本部

製作事業所:機械事業本部
      長崎造船所

以  上