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三菱重工ニュース
2004年3月22日発行 第4219号

排煙脱硫装置を受注
中国・韓城第二発電所向け


 三菱重工業は、三菱商事と共同で中国陜西省の大唐韓城第二発電所向け大型排煙脱硫装置を受注した。国際協力銀行(JBIC)による特別環境金利適用の円借款案件で、受注金額は約40億円。全体の設計と機器・資材の供給、並びに、据付工事と試運転の指導を行う。発電プラントは2006年初頭に運転開始予定。これにより当社の同国向け排煙脱硫装置の受注は日本メーカーとして件数トップの7件目となる。

 今回受注した排煙脱硫装置は、韓城第二発電所石炭焚きボイラー(600 MW×1基)の排出ガス全量の脱硫処理を行うもので、脱硫率95%と高度の硫黄分を除去する能力をもつ。この装置のキーコンポーネントが当社独自の技術で開発した液柱塔。これは、高い脱硫性能を発揮するだけでなく、内部の構造をシンプルにしてメンテナンスを容易にするなど、顧客の利便性に配慮したシステムが特長。

 中国の排煙脱硫市場は近年、国内企業を対象にした入札が主流となりつつあるが、今回は日本のODAを活用した案件であることから、日本企業による入札となった。その結果、優れた脱硫性能に加え、日本を含む世界各国での納入・運転実績が高く評価され、当社が受注するに至った。

 中国では石炭焚き火力発電所が総発電量の約7割を占めるが、これまで規制の対象外となっていた同国内陸部も含め新設プラントすべてに脱硫装置の設置を義務づけるなど、環境規制の動きが強まっている。これに伴い、排煙脱硫装置のニーズが高まっているが、当社では中国国内企業と協調するなどしながら、同国市場へ一層積極的にアプローチしていく。




※ 液柱塔 吸収塔内部で排ガスに石灰水を噴射して反応させるが、上から下に噴射するのではなく、ノズルから噴水のように吹き上げ、上昇中と下降中の2回(排ガスと石灰水)接触させる点が特長。

営業窓口
機械事業本部 環境ソリューション部
製作事業所 プラント・交通システム事業センター


以  上