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三菱重工ニュース
2004年2月4日発行 第4200号

外壁型・ルーバー型太陽電池の販売を開始
三協アルミニウム工業と


 三菱重工業は、総合建材の大手メーカー、三協アルミニウム工業(富山県高岡市早川70番地、社長・川村人志氏、以下、三協アルミ)と建材一体型太陽電池を共同で開発、販売を開始した。中低層のビル、マンションの壁面や屋上の目隠しルーバーにアモルファス(非結晶型)太陽電池を組み込んだもので、当社が太陽電池を供給し、三協アルミが建築外装パネル・目隠しルーバーに組みつける。両社が協調して拡販をはかる。


 
ルーバー型太陽電池イメージ図
外装パネル型太陽電池設置事例写真    

 外装パネル型太陽電池は、縦709mm、横1,109mmの大きさで、重さは約10kg。1枚あたりの出力は49W。

 一方、ルーバー型は、縦284mm、横3,323mmの大きさで、重さは約13kg。1枚あたりの出力は54Wとなる。これを基本単位として、設置可能エリアおよび必要な出力を考慮しシステムとして仕上げる。

 今回の製品では、建物にふさわしいシンプルなデザインとなるようアルミフレームの形状と色彩を工夫し美観と発電機能を両立させた。表面処理により、耐食性能にも配慮している。さらに、周囲の外壁・構造材への取り付けやメンテナンスが容易になるようなフレーム構造にしている。

 アモルファス(非結晶型)太陽電池はダークブラウン系の落ち着いた色合いで、ブルー系の結晶型では表せなかった色調を建物の外壁に与えることができる。さらに、アモルファス太陽電池は結晶型と比べて高温環境下での発電特性にも優れ、日射量の多い夏場に威力を発揮するので、同じ定格出力の結晶型太陽電池と比べて年間約10%多い発電量を見込むことができる。このほかパネル1枚あたりの動作電圧が108ボルトと高く(結晶型は約30ボルト)、系統連系システムでの利用に最適である。

 従来は単なる外壁や目隠し板であった外装パネルとルーバーに、電気をおこす機能という付加価値を加えることにより、新築やリニューアルの公共・産業用の需要を開拓していく。


※系統連系システム 電力会社の電力系統と連系して運転し、電力会社から供給される電力と併せて使用する方式。電力系統(動力系三相200V)に繋げるためには、結晶型太陽電池(出力電圧30V/枚)の場合は、約10枚の直列接続が必要とされる。そうすると、一部分が日陰になったり、故障したりすると、電圧低下により大幅な出力低下の影響を受ける。一方、アモルファス型の場合、1枚あたりの電圧が結晶型よりも高いため、3枚と直列接続数も少なくなり、日陰になったり故障したりしたときその影響が少なくて済む。
 
営業窓口
製作事業所

原動機事業本部 太陽電池事業グループ
長崎造船所


以  上