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三菱重工ニュース
2003年11月27日発行 第4179号

海外売電事業に初の資本参加
スペイン カルタヘナ発電と合意書締結


 三菱重工業は、26日、米国大手エネルギー会社のAESがスペインで行う売電(IPP)事業に出資する合意書を締結した。出資額は約5億円。すでに当社はIPP向けの発電プラントには多くの実績を持っているが、これは当社にとって初めての海外売電事業への出資である。今後海外でのIPPプロジェクトに設備を供給する場合、開発・発電事業出資の面についても参画し事業を展開して行く。

 売電事業を行う主体はAESの現地SPCであるAESカルタヘナ発電会社(AES Energia Cartagena S.R.L.)。スペイン南東部のカルタヘナ市に建設中の出力120万kWガスタービンコンバインドサイクル発電設備が完成する2006年2月からスペイン電力自由市場に売電を行う予定。欧州では電力自由化によって、外国企業が売電事業を運営するケースが増えているが、このプロジェクトはスペインで初めての欧州以外の企業が行う大規模売電事業となる。

 海外での売電事業は、プロジェクトファイナンス(事業資金の約20~30%を資本金とし、残りの大部分の資金は事業収益を担保として調達する資金調達方法)が主流となっているが、プロジェクトの開発、資金調達、建設、運営およびプラント供給(EPC)契約等全体スキームが複雑、多様化している。
 当社は今回のような資本参加を含め多様化する海外市場のニーズに対応しつつ、発電プラントの受注を拡大していく方針。

 なお、カルタヘナ発電所の発電設備は、すでに本年8月にAESから受注し、当社は中枢機器のガスタービン3基、蒸気タービン3基、排熱回収ボイラー3缶を供給する。発電機3基は三菱電機製。その他のプラント補機および土建・据付工事はパートナーのスペインのエンジニアリング会社が担当する。
 また、当社は出資するこの発電会社とプラント長期保守契約も同時に結んでおり、運転開始後最長8年にわたってガスタービンの保守・補修を担当する。


※ SPC= 事業関係者の出資により、その事業を行うためだけに新たに設立された特別目的会社(SPC:Special Purpose Company)

 
担当窓口 原動機事業本部 原動機輸出部


以  上