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三菱重工ニュース
2003年10月10日発行 第4165号

当社初のガス化溶融炉を正式に契約
釧路広域連合と


 三菱重工業は、釧路市、阿寒町など1市5町村で構成される釧路広域連合(連合長  伊東 良孝氏)から1日当たりの処理量240トン(120トン炉×2基)の流動床式ガス化溶融炉を受注、正式に契約した。当社初のガス化溶融炉の受注で、受注額は45億円。2006年3月31日に引渡しの予定となっている。

 受注した設備は、流動床式ガス化炉、溶融炉、発電設備、排ガス処理などで構成されるプラント。長年にわたり稼動実績のある流動床式ごみ焼却炉、下水汚泥焼却炉、石炭ガス化炉などで培った要素技術をベースに開発した信頼性の高い施設となっている。

 ガス化溶融炉は、流動床式ガス化炉でごみを低酸素状態の、いわゆる蒸し焼きにすることで発生する熱分解ガスを溶融炉の熱源として、灰を溶融する仕組みのもの。
 1300℃以上の高温で溶融するため、ダイオキシン類の発生を低く抑えられるという特長をもつ。

 溶融後に発生するスラグは、リサイクルする予定で、現在、用途を検討している。また溶融炉の排ガスを利用してボイラー、蒸気タービンにより発電するサーマルリサイクルも行う。出力は4000kW級で、施設で使用する電力を賄う計画。

 建設地は釧路市街から南東へおよそ10kmの釧路市高山地区で、現在の最終処分場の隣接地。釧路広域連合を構成する釧路市、釧路町、阿寒町、白糠町、音別町、それに鶴居村の一般廃棄物を処理することになっている。

 建設地周辺は地震の多発地。当社が大阪、神戸地区に建設したごみ処理施設は、阪神・淡路大震災の際も大きな被害がなく廃棄物の処理を続け、その高い耐震性、安全性が評価された。
 今回も耐震性に十分配慮し、数多くのごみ処理施設の施工ノウハウ、実績を生かして建設を進めることにしている。

 当社は今回の受注を契機に国内トップクラスの稼動実績を誇るストーカー炉と併せ、リサイクル性・経済性に優れたガス化溶融炉を市場に展開し、あらゆる顧客のニーズに合った処理方式を推奨する提案型の営業活動に力を入れ、拡販をはかっていく。


  ※ スラグ= 灰を溶融してできるガラス状の生成物。アスファルト骨材等に有効利用できる。

 
営業窓口
製作事業所

機械事業本部 環境ソリューション部
横浜製作所


以  上