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三菱重工ニュース
2003年7月30日発行 第4144号

新型マシニングセンター2機種を開発
マシセン最大市場でのシェアアップに全力


 三菱重工業は、マシニングセンター最大の需要を持つ中型機市場向けに、Y軸ストローク500mmクラスの立形マシニングセンタ「M-V4050」と、パレットサイズ500mmクラスの横形マシニングセンタ「M-H4050」の2機種を開発し、8月1日から販売を開始する。両機種は最高級モデル「シリーズ」に続く高級機種で、徹底的に顧客の声を聞き、その反映のために当社の最先端技術を注ぐことで、従来機を全面的にリフレッシュしたもの。今後積極的な営業活動を展開、市場でのシェアアップをはかる。


 
三菱横形マシニングセンタ
M-H4050
  三菱立形マシニングセンタ
M-V4050

 「M-V4050」はテーブルサイズが1,000×500mm。X軸800mm、Y軸が510mm、Z軸460mmという従来機と同等のストロークに、最高回転数14,000 min-1※1(オプションで20,000min-1)の最新主軸を標準装備(従来機は8,000min-1)。

 従来比2倍の22/15(15分/連続定格)kW高出力主軸モーターの採用や、全軸ローラーガイド※2化および本体の剛性アップにより、切削能力が従来比で30%以上も向上。14,000min-1の高速主軸でありながら、鋳物・鋼材などの材料もより効率よく削れる機械になっている。

 さらに、各軸の送り速度も毎分42m(従来機はX/Y軸が毎分30m,Z軸が毎分20m)に上げ、一層の生産性向上をはかった。ATC※3の本数は標準で18本(オプション30本)、工具交換時間は1.5秒。インバーターモーター※4の採用により、従来機以上のスムーズな駆動を実現、信頼性を高めている。

 月産20台で、価格は1台1,390万円。

 一方の横形「M-H4050」は、パレットサイズ500mm角で、旋回直径800mm。ストロークはX軸が700mm、Y軸が600mmで、Z軸が650mm。
 各軸の最高早送り速度は、従来機の25%アップの毎分50m(オプションで60m/min)と高速化をはかったほか、Z軸ツインボールスクリュー※5採用で、加速度は1.06G※6。最高主軸回転数は14,000 min-1(オプションで20,000 min-1)で、ゼロから最高回転数までの到達時間も1.8秒となっている。

 ATCは標準で40本(オプションで60本、120本、240本)で、工具交換時間は1.5秒。パレット交換時間も6秒で、あらゆる非切削時間を大幅に短縮した高速・高生産性のマシン。

 発熱源冷却のためのボールスクリューへの中空冷却方式の採用や、主軸モーターに液冷式外部モーターを採用するなど高精度維持のための様々な機構も取り入れている。
 また、主軸モーターの外部モーター化により、メンテナンスの容易化をはかるなど、従来機に比べて保守性を高めたこともセールスポイントとなっている。

 当面の生産台数は月15台。価格は2,680万円。
 なお、機種の4050という数字は、40番テーパ主軸をもつ500mm相当機という意味で、今後、機械サイズに合わせてシリーズ化していく。

 8月1日には、広島工場に顧客を招き、2機種を公開する。

※1.min-1 = 1分当たり(の回転数)。
※2.ローラーガイド = 摺動面に使われる直線型のローラーベアリング。
※3.ATC = オートマチック・ツール・チェンジャー(自動工具交換装置)。
※4.インバーターモーター 電流の周波数を変えることにより、回転数を変えることのできるモーター。
※5.Z軸ツインボールスクリュー ボールスクリューは送りのための駆動装置。「M-H4050」ではボールスクリューを2本取り付けることにより高速化をはかっている。
※6.G = 重力加速度(9.8m/s2)。

営業窓口 工作機械事業部


以  上