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三菱重工ニュース
2003年7月14日発行 第4138号

年間50台の生産可能に 生産設備を整備
KUディーゼルエンジン・MACH-30Gガスエンジン


 三菱重工業は、「KUディーゼルエンジン」および「MACH-30Gガスエンジン」の受注が好調であることから、製造を手がける横浜製作所の生産ラインの整流化、加工機械のスピードアップ、試運転設備の増強等により、両機種あわせて年間50台の生産が可能な体制を整えた。両機種の95%が共通部品であることから量産手法を取り入れ、納期の短縮とコスト削減をはかるのが狙い。当面、年間50台の受注に向け全力をあげる。

 
「新日本製鐵袖ヶ浦殿向け MACH-30G」
「横浜製作所内の
KU/ MACH 生産ライン」

 「KUディーゼルエンジン」は1986年に初号機を市場に投入、これまでに国内に190台、海外に80台、合計270台の納入実績と、運転時間10万時間(単機)という高い信頼性を誇る。出力2,590~15,400kWまでを品揃え、大規模工場等の自家発電用やコージェネレーション用、また国内外のIPP(独立系電力事業者)プラントとして使われており、国内ではシェアトップの当社のベストセラー製品。

 「MACH-30Gガスエンジン」は、実績豊富なKU30Aディーゼルエンジンをベースに開発したもので、95%はKU30A機関と同一部品を使用している。また、微量の液体燃料を着火源として希薄混合気を着火するパイロット着火方式を採用している。単機出力は3,650~5,750kW。
 発電効率は、パイロット着火方式と個別シリンダー燃焼制御システムの導入により、世界最高水準の最大43.5%(200ppm)を達成。また、コモンレール電子制御システムの採用で熱量比1%以下の微量なパイロット燃料噴射が可能となり、業界初のNOx=100ppm(O2=0%)を実現している。
 MACH-30Gは画期的な高効率と低環境負荷が評価され、環境規制の厳しい都市部などのPPS(特定規模電気事業者)向けや自家発電用を中心に、平成13年の販売開始から2年間で40台の受注を果たした。非量産型エンジンとしては異例の受注スピードで、すでに運転開始した19台の総運転時間は3万時間を突破している。

 また、MACH-30Gは他社製品に対する差別化技術として、当社独自の燃焼診断ユニット“M-RICS(Mitsubishi Realtime Intelligent Control System)”によりエンジン筒内の燃焼圧力を直接感知する技術を実用化し、エンジンのノッキングによる失火を圧倒的に減らすことに成功している。
 横浜製作所に設置されている「KUお客様支援センター」による遠隔支援サービスも標準化されており、ユーザーは運転状況の24時間監視サービスを受けることができることもセールスポイントの一つ。

 今後もKUディーゼルエンジン、MACH-30Gガスエンジンともに好調な売れ行きが予想されることから、年間50台という生産体制を整えたもの。国内外でのさらなる市場席巻をめざし、引き続き営業活動に注力していく。



営業窓口
原動機事業本部 産業エネルギー部
製作事業所 横浜製作所

以  上