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三菱重工ニュース
2003年6月16日発行 第4130号

日産自動車と共同開発 業務提携に基づく第1号製品
人と環境にやさしい次世代フォークリフト発売


 三菱重工業は、平成12年に結んだ業務提携に基づくフォークリフトの第1号製品を日産自動車と共同で開発した。日米欧の環境基準値をいち早くクリアしたエンジン、運転席を離れるとマスト・走行がロックされる世界初のアクティブセーフティーシステムなどを搭載した人と環境にやさしい次世代フォークリフト。
 荷役性能1~3.5トンの小型車で、商品名は「グリンディア」。環境性能、安全性、 快適性、基本性能、の向上を基本コンセプトに開発、多様化するユーザーニーズに応えることのできる充実した品揃えを実現した。6月下旬から市場に投入、シェアの拡大をはかる。

三菱フォークリフト
「GRENDIA」
(グリンディア)

 開発したフォークリフトは、電子制御ガソリンエンジン車、ガソリンエンジン車、ディーゼルエンジン車の3種類、合わせて56機種。

 環境性能面では、電子制御ガソリンエンジン車に三元触媒式マフラー※1を標準装備し、窒素酸化物、一酸化炭素、炭化水素を90%以上削減(当社従来車比)した。またディーゼルエンジン車には黒煙排出濃度を50%以上削減(当社従来車比)した新型エンジンを搭載。電子制御ガソリンエンジンは米国EPA(環境保護庁)2次規制値、ディーゼルエンジンは日本の国土交通省,米国EPA、CEN(欧州標準化機構)2次規制値をクリアしている。
 
 このフォークリフトの開発に当たってこれまで以上に力を入れたのが安全性の向上。オペレーターが座席を離れるとマスト・走行操作がロックされ、誤動作を防止できる、マスト・走行インターロック機構を新たに装備。
 さらに車載LAN※2を搭載することで車両の動作情報を常に監視することが可能となり、 オペレーターは大型インストルメントパネルの警告灯、液晶モニターを通して、いち早く車の状態を知ることができる。

 また、オペレーターの運転環境の向上にも力を注ぎ、オペレーター耳元騒音を従来車より大幅に改善し、77.5dB(FD25T低騒音キット付)という超低騒音を実現。振動も乗用車で採用されているパワーラインフルフロート方式※3を進化させ大幅に低減、オペレーターの疲労軽減を図っている。

 さらに基本性能を徹底的に見直し、走行、荷役、旋回、ブレーキ他すべての機能をワンランクアップ、乗用車感覚のインテリアと相まって作業効率、操作性を一新した。

 当社はフォークリフトに対するユーザーニーズが多様化していることから、LPG車、CNG車、DPF装着車などの「環境対策車」や多彩なオプション、アタッチメントを設定、ユーザーの購入条件に応じてそれぞれの機種を推奨していく。
  
 標準価格は1.5トンのガソリンエンジン車で177万円。2.5トンのディーゼルエンジン車で266万円。

 現在当社の全世界のフォークリフト販売台数は約4万台だが、新型車投入により30%アップの5万2000台の販売をめざす。

※1. 三元触媒式マフラー:
  CO,HC,NOXの3つの有害な成分を100%近く浄化することができる触媒。電子制御ガソリンエンジンとの組み合わせでより高い浄化性能を発揮できる。「グリンディア」では厳しい排気ガス規制にある乗用車と同様の排気ガス浄化システムを導入
   
※2. 車載LAN:
  車両に搭載されているローカルエリアネットワーク。「グリンディア」では各制御機能を行う複数のコントローラをネットワーク化している。
   
※3. パワーラインフルフロート方式:
  車両の振動元であるエンジン、トランスミッション(パワーライン)をゴムマウント等で車体にマウントさせてパワーラインの振動を吸収する、乗用車にも採用されている機構



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