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三菱重工業は、三菱商事のメキシコ現地法人ダイヤモンドサービス社と共同で、モレロス石油化学会社(Petroquimica Morelos, S.A. de
C.V.)から、年産30万トンの製造能力をもつポリエチレン製造プラントを一括受注した。 契約調印は3月31日。モレロス社はメキシコ国営石油会社(通称ぺメックス)の関連会社で日本企業がペメックス関連企業から大型プラントを受注するのはこれが初めて。
このプラントは、メキシコシティーの東南東約500kmのメキシコ湾岸・ベラクルス州コアツアコアルコスに位置するモレロス社の既設エチレンコンビナートに建設される。工期は契約調印から900日。
メキシコは年間約100万トンのポリエチレンを輸入しており、国内需要を賄うため、プラントの建設に踏み切った。
このプラントでは、従来の直鎖状低密度ポリエチレン(※1)・高密度ポリエチレン(※2)に加え、より高品質で脚光を浴びているメタロセン触媒(※3)をベースとする直鎖状低密度ポリエチレンも生産する。
これらのポリエチレン製造には、気相法低圧合成(※4)によるポリエチレン製造プロセスとして世界一のシェアをもつ米ユニベイション・テクノロジイズ社のプロセス技術が採用される。
この商談は、一般競争公開入札で争われたが、今回採用の米ユニベイション・テクノロジイズ社プロセスを使って国内外に10基を超えるポリエチレン製造プラントを建設している実績と技術力が評価され成約に至ったもの。
| ※1. |
直鎖状低密度ポリエチレン:高密度ポリエチレンと同じ方法を使って作った低密度ポリエチレンのことで、密度が0.92以下で軽く、柔らかい。
用途・・・包装用フィルム、農業用フィルム、柔軟な水道用のパイプなど |
| ※2. |
高密度ポリエチレン:密度が0.95程度で硬い、軽い、水に浮く、低い温度でも硬くならず、100℃の熱湯に入れても変形しない。耐薬品性もあり、普通の温度では溶けない。
用途・・・包装用フィルム、灯油缶、ガソリンタンクなど |
| ※3. |
メタロセン触媒:二塩化ジルコノセンとメチルアミノキサンを組み合わせたもので、この触媒を使用することにより、良好な透明性、低音ヒールシート性を持つ高品質のポリエチレンを生産できる。
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| ※4. |
気相法低圧合成:気相流動層型重合法と呼ばれるもので、Cr系の触媒を使用し、エチレンとα-オレフィンの共重合を行うもので、取り扱いやすい粉末状の製品が得られる。 |
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