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三菱重工ニュース
2003年3月28日発行 第4106号

震度7に対応 免震床装置を裾野市消防本部に納入
大規模災害発生時 防災拠点を維持


 三菱重工業は、27日に竣工、業務を開始した裾野市消防本部新庁舎(静岡県裾野市石脇515番地)に阪神・淡路大震災クラスの大地震にも対応できる免震床装置を納入した。防災活動における指揮命令拠点となる新庁舎の情報通信室および指揮統制室に設置することにより、将来発生が予想されている東海沖大地震の際にも防災拠点としての機能を維持することができ、新庁舎は救助・救命等に威力を発揮することになる。。

三菱重工免震床装置2次元タイプ(イメージ図)

 納入した免震床装置は、水平方向の揺れを抑える減衰機構(オイルダンパー)、地震終了後に床を元の位置に復元する復元力機構(引張りコイルばね)、それに免震床を支える支承機構(ベアリング)の三つの機構で構成される。この機構を鉄骨構造物に組み込んだものが免震床装置で、これを建造物の床の上に設置する。
 したがって建造物は本来の床と免震床の二重の床をもつことになるが、地震で建物本来の床が揺れても、免震床は揺れを遮断する仕組みとなっている。

 免震床を設置した情報通信室は約45m2、指揮統制室は約42m2の広さで、この免震床装置は新築、既設を問わずに設置することができるほか、床面積にも制限はなく、狭い部屋から広い部屋まで自由に取り付け可能となっている。

 裾野市消防本部では、これまで使ってきた庁舎が手狭なうえに老朽化してきたことから最新設備導入による消防力の強化を目的に、新庁舎の建設を進めてきた。完成した新庁舎は鉄筋コンクリート造り3階建て、延べ床面積約3,800m2 の規模。

 この装置を導入したことにより、震度7(阪神・淡路大震災クラス)の大地震が発生した場合でも、床上に設置した機器などの被害を最小限に抑えることができる。
 その実例として、尼崎市消防局防災センター(兵庫県尼崎市)に導入した免震床装置が、平成7年1月の阪神・淡路大震災の激しい揺れに対して免震機能を発揮し、床上の電算機などの被害を防止した実績がある。

 今回の裾野市消防本部への導入によって、東海沖大地震などの大規模災害が発生した場合でも、通信・指令用機器への被害を食い止め、より的確な救助活動に繋げることが可能となる。

 当社では今回の裾野市消防本部のような防災施設だけでなく、民間企業の電算機センターや美術館など、地震などの揺れから機器や財産などを守る必要のある顧客に積極的に提案し、販路の拡大に努める。



営業窓口 鉄構建設事業本部 鉄構装置部
製作事業所 広島製作所


以  上