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三菱重工ニュース
2003年3月6日発行 第4098号

中国初の大型天然ガス焚き発電所向け
ガスタービン10基を一括受注


 三菱重工業は、三菱商事、三菱電機および中国の三大重電機メーカーの一つである中国東方電気集団公司(四川省成都市、以下東方)と協調の下、昨年来交渉してきた中国初の大型天然ガス焚き複合発電所(コンバインドサイクル)向けにガスタービン10基を含む主要機器を一括受注し、契約に調印した。

 

 調印式は、中国政府、ユーザーである電力会社、三菱各社および東方の幹部、関係者が出席し、北京釣魚台で3月6日(木)にとり行われた。

 この大型ガスタービン発電設備一括商談は、中国政府が第10次5ヵ年計画で開発に着手した内陸部からのパイプライン(西気東輸)による天然ガスおよび広東省に建設中のLNG基地からのガスを燃料とする、クリーンかつ高効率のガスタービンを使った発電設備を全土に拡充していく方針に基づいて行われたものである。
 今回はその最初のパッケージで、北京、上海、広東地区を中心に計10ヵ所の地点向けに、ガスタービン、蒸気タービン、発電機等の主機を、中国メーカーをパートナーとする海外ガスタービンメーカーに一括して発注するもの。当社のグループは次の4サイトを受注した。

北京地区   北京第三発電所 (35万kW×1系列)
広東地区   恵州発電所 (35万kW×3系列)
    前湾発電所  (35万kW×3系列)
    深セン東部発電所 (35万kW×3系列)

 各サイトの契約範囲は共通で、ガスタービン、蒸気タービン、発電機、およびそれら機器の周辺装置の供給契約であり、最も納期の早い北京第三発電所については、日本からほとんどの機器が供給される。他の3ヵ所の発電所については、当社がガスタービン、東方が蒸気タービンと発電機を主に製作するが、ガスタービンについては国産化プログラムに従って東方も一部製作を担当する。排熱回収ボイラー、補機および据付・土建工事は別発注となっている。

 これらのプロジェクトは2005~2007年にかけて運転を開始する案件であり、受注後すぐに製作を開始する必要がある。

 中国では石炭焚き火力発電が主流であったが、中国政府はガスによる発電の比率を高めるべく、年内にも第二回目のガスタービン一括案件の引き合いを、同レベルの規模で海外メーカーに行うことを予定している。

 中国政府が主導して海外メーカーに発注する背景には、海外メーカーの大型ガスタービン技術を中国国内メーカーに段階的に根付かせるという目的がある。このため今回の商談では、供給ガスタービン等の主機の価格・技術の評価に加え、現地パートナーとのガスタービン合作協業および技術移転の度合いも重要な審査要件となっていた。
 この中国政府方針に対応し、当社は昨年4月には既に東方と大型ガスタービン合作協議書に合意、昨年10月の本案件の入札時には東方とコンソーシアムで応札した。

 当社と東方の間では、今回の案件だけにとどまらず、今後活発になるであろう中国国内のガスタービン商談を長期的に協調して取り組むために、東方でのガスタービン部品の製作および全体組み立て、さらに中国国内に設立する合弁会社でのガスタービン中心部品の製作、運転後の補修・メンテナンス事業を行うこととしている。

 このプロジェクト一括受注の背景には、これまで当社が中国向けに多数納入してきた石炭焚き火力発電設備に対する中国の電力関係者の高い評価があり、今回の受注は、ガス焚き火力発電設備の分野においても、当社が中国発電市場に大きく貢献していくことを約束する第一歩となる。



営業窓口 原動機事業本部 原動機輸出部
製作事業所 高砂製作所


以  上