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三菱重工ニュース
2003年3月3日発行 第4096号

ノートルダム学院小学校50周年記念プール新設工事を受注
地球環境に配慮 太陽光発電と地熱を利用


 三菱重工業は、ノートルダム学院小学校(京都市左京区下鴨南野々神町1-2 校長 田中範子氏)から、創立50周年を記念して建設される「50周年記念プール」の設計施工一式を受注した。同プール設備は2階建ての建屋構造で、2階には水深を調節できる可動床のプールと更衣室、1階には雨天体操場を設ける。地球環境に配慮して太陽光発電と地熱を用いる施設となっているところが大きな特徴。2003年8月に着工、完成予定は2004年3月。

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ノートルダム学院小学校「50周年記念プール」
完成予想図(プール使用時)
ノートルダム学院小学校「50周年記念プール」
完成予想図(多目的広場転換時)

 建設するプール設備は、2階部分にプール(長さ25m、幅20m)および更衣室棟を配置し、1階部分には照明設備を備えた雨天体操場(長さ28m、幅16m)並びに貯水量610tの貯水槽を配置する。延べ床面積は約1,800平方メートル。

 ノートルダム学院小学校は創立以来、「Virtus et Scientia(徳育・知育)」を教育目標に掲げ、独自の教育活動を展開している。また、同校では児童に最適な学習環境を提供することを基本理念の一つとしているが、創立50周年記念事業の一つとして、この理念も踏まえ、現在使用中のプールを解体・撤去し、新たに「50周年記念プール」を建設することになった。

 これに伴い、設計施工のコンペが実施され、参加した8社の中から当社の提案が最優秀作として選定され、今回の受注となった。
 建設する施設の概要は次のとおり。

夏はプール、冬は多目的広場として使えるプール設備の設置
プール床面に当社が独自に開発したワイヤリール式可動床を採用し、プールの深さを利用目的や児童の身長などに合わせて、ボタン操作一つで0~1.5mまで自由に調整可能。
可動床をプールサイドと同じ高さで固定し、その上に人工芝を敷くことによって、プールからテニスコート約1面分の広さを持つ多目的広場として簡単に転換できる。
   
太陽光発電システムの設置
更衣室棟の屋上に当社製アモルファス太陽電池を採用した発電出力10kWの太陽光発電システムを設置し、日中はプール内施設の稼動に必要な電力の約40%を供給できる。
また、このシステムを環境教育にも利用できるよう発電電力量などを表示させる。
   
地熱利用設備の設置
プール建屋下の地中に採熱管を敷設し、その中に外気を送り込み、地熱により冷却または加熱を行い、夏は外気より2度低く、冬は2度高い空気をカフェテリアに供給し、室内の空調に利用する。
   
再利用水用貯水槽の設置
プール下部に設置する貯水槽は貯水量610tで、雨水およびプール排水を貯え、グラウンドへの散水とトイレの洗浄水に利用する。設置場所である京都地区の降水量から試算した結果、プールの排水を含め年間約2,400tの再利用水の供給が可能となる。

 設計に当たっては採光・採風に配慮するほか、プールサイドに滑りにくい床材を採用するなど、児童が安全に使える工夫を行う。
 また、施工においては排出土や産業廃棄物の低減など、環境に配慮し、児童が互いに触れ合いながら人や自然を大切にする心を学べる施設とする考えだ。

 当社は今後も持てる技術を積極的に活用し、プール設備だけでなく、様々な教育・文化施設の設計施工において、環境だけでなく使う人にも配慮した様々な機能を持った設備を提案、受注拡大を図って行く。


営 業 窓 口 鉄構建設事業本部 文化都市施設部
製作事業所 神戸造船所


以  上