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三菱重工ニュース
2003年2月21日発行 第4093号

三菱みなとみらい技術館 エネルギーゾーンをリニューアル 
迫力あふれる展示


 三菱重工業の展示施設である三菱みなとみらい技術館(館長 佐藤 玲子)は、エネルギーをテーマとする展示ゾーンを21世紀の視点から見直し、火力、原子力、自然エネルギー及び新エネルギーに集約されるわが国のエネルギーについて考える展示ゾーンにリニューアルした。メーカーの展示館である利点を生かして実際に使われている火力発電プラントのタービンブレードや配管を取り付けた壁面造作など、これまでになく見る人を引き付ける迫力あふれる展示ゾーンにしたところが特徴。昨年の環境ゾーンに続くエネルギーゾーンのリニューアルによって一段と充実した技術館に生まれ変わることになった。22日から一般に公開する。

 エネルギーゾーンを構成するのは(1)イントロ導入部(2)火力発電(3)原子力発電(4)クリーンな新エネルギー(5)みんなで取り組もうの五つのコーナー。
 中心となるのは火力発電と原子力発電、クリーンな新エネルギーで、火力発電コーナーではボイラーとタービンの模型を並べ火力発電のプロセスを、原子力発電コーナーでは原子炉容器と格納容器の模型を置いて技術構造を、それぞれ学ぶ構成になっている。

 21世紀のエネルギーとして期待されるクリーンな新エネルギーコーナーでは、まず風力、地熱、海洋温度差、太陽光など自然エネルギーを利用した様々な発電システムを紹介。新エネルギーとしてはバイオマス、燃料電池、さらにDME※1、GTL※2と呼ばれる新燃料まで幅広く取り上げている。
 中でも太陽光発電システムは新たに技術館の屋上に太陽電池パネルを設置、実際に発電を行っており、その発電量がリアルタイムで表示されることも注目の一つ。

 技術館には教育の一環として多くの小・中学生が来場することから、昨年の環境ゾーン同様、このエネルギーゾーンも平成14年度から導入された「総合的な学習の時間」に対応して教育的内容を加味するとともに大人にも役立つ質の高い展示をめざした。

 同時に文字を書き込んだパネル展示を大幅に削減する一方、展示にストーリー性をもたせ、環境問題にも思いを馳せながら、エネルギーを生み出す技術を興味深く学んでいく展示にしたところが今回のリニューアルのポイント。

 エネルギーゾーンは技術館の2階にあるが、導入部にはエネルギーゾーンのシンボルとわが国のエネルギー事情を紹介する100インチの大型画面を置いたシアター広場を設けた。校外学習で入館する子供達が自然に集う空間で、技術館がコミュニケーションの場として機能することを狙った新しい試み。
 なお、説明パネルを削減したのにともない火力発電コーナーと原子力発電コーナーに電子事典を置き、知りたいことや疑問点を調べることができるよう配慮した。


※ 1.DME= Di-Methyl Ether(ジメチルエーテル)
天然ガス、石炭、バイオマスなどさまざまな原料から組成可能な気体。圧力をかけると、容易に液化する。燃料として利用した場合、硫黄酸化物(SOx)やすすを全く発生させないほか、窒素酸化物(NOx)の発生量も大幅に削減できる。
   
※ 2.GTL= Gas to Liquid(ガス トゥー リキッド)
天然ガスなどを加工・合成してつくるガス。常温では気体だが、マイナス25℃で液化、貯蔵や運搬が容易。燃やしても硫黄酸化物(SO x)を出さず、オゾン層も破壊しない。

三菱みなとみらい技術館
  郵便番号   220-8401
  所在地   横浜市西区みなとみらい3-3-1 三菱重工横浜ビル 
  電話   045-224-9031
  FAX    045-224-9902
  ホームページ   http://www.mhi.co.jp/museum/
  交通機関   JR根岸線/東急東横線/市営地下鉄
  最寄駅   桜木町駅
  開館時間   10時~17時30分(入館は16時30分まで)
  休館日   毎週月曜日(月曜が祝日の場合は火曜日)
  入館料   一般500円 中・高校生300円 小学生200円
小・中学校の校外学習による利用は無料(要予約)

 三菱みなとみらい技術館は平成6年6月に開設され、三菱重工が手がける技術・製品を「環境」「宇宙」「海洋」「建設」「エネルギー」と「身近な技術の知恵と工夫」の六つの展示ゾーンに分け、実機・模型・パネル・映像といろいろな展示手法を駆使して、わかりやすく紹介している。


以  上