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三菱重工業は、吐出圧力450ata(44.1Mpa)の高圧遠心式圧縮機(コンプレッサー)の実用機を完成した。国内でもこれだけの高圧の遠心圧縮機は現在殆ど生産されておらず、近年需要が増大傾向にあるガスインジェクション分野に進出することを目的に2001年から開発に着手したもので、国内外のエンジニアリング企業、石油メジャーなどのエネルギー開発企業に向けて営業活動を展開していく。
高圧遠心式圧縮機は、吸込圧力205ata、吐出圧力450ata。
自噴できなくなった老朽化した油田に圧縮した天然ガス、および不活性ガスを再注入して原油を回収したり、油田、ガス田に天然ガスを貯蔵したりする場合に使用する。
当社は1917年にコンプレッサーの生産を開始、これまでに2000基以上の販売実績がある。吐出圧力350ata以下のものが主力で、主に石油精製プラントや石油化学プラントなどに用いられている。
完成した高圧遠心式圧縮機は、これまでに蓄積してきた技術を生かしながら広島製作所と広島研究所、それに高砂研究所が一体となって研究、気密性、効率、信頼性、保守性などあらゆる技術的課題を一つ一つ解決し、完成したもの。
開発に当たって当社はガス供給設備・高圧ガスクーラーなどのテスト設備を増強し、工場出荷前に天然ガスを使用して現地と類似の運転環境下での試運転ができる体制を整えた。
当社は1月31日、広島製作所にエンジニアリング会社、石油・ガス開発会社など関係者を招き、公開運転を行った。1号機は当面、広島製作所に設置、国内外の関係者に披露、優れた性能をアピールしていく。
当社が市場として狙いを定めているガスインジェクションを含むガス分野は、圧縮機市場の50%以上を占める大市場であり、今後も成長が見込まれるので、圧縮機事業の一つの柱として拡販していく。
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