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三菱重工ニュース
2003年1月27日発行 第4084号

歯車加工分野における技術力を評価
自動車部品加工用歯形研削盤ZA30を連続受注


 三菱重工業は、国内大手自動車メーカー系列のアイシングループおよびホンダグループの自動車部品メーカー6社より、自動車用歯車加工に使用されるCNCシェービングカッター歯形研削盤ZA30を7台連続で受注した。7台の受注は平均年間受注台数の約1.6倍に相当するもので、極めて稀なケース。

CNCシェービングカッター
歯形研削盤ZA30

 当社は歯車加工分野におけるリーディングカンパニーとして、ドライカット加工法に関する特許取得、グローバル市場向け戦略機種である新鋭ホブ盤GEシリーズの市場投入、さらにスーパードライホブIIなど機械・工具・システム面で独創的な活動を展開しているが、これらに関する当社の技術力が高く評価され、多彩な当社歯車加工機械製品の中から今回歯形研削盤の連続受注が実現したものである。
 標準価格は1台約9,000万円で、納期は3月。

 自動車用歯車は、シェービング加工を行った後で熱処理を行うが、熱処理の影響により歪みが発生することから、加工の際にはその歪みの量を見込んだ上で加工し、熱処理後、シェービングカッターの刃付け(再研磨)を行って、歯車表面の誤差を1μm(※1)以内の精度で仕上げている。
 
 この刃付け作業は、従来各自動車部品メーカーから外注されていたが、最近の自動車メーカーからの高精度部品の供給と多品種少量生産の要求に応えるにはこれまでのような外注に頼る生産では対応が難しくなってきた。
 
 このため各部品メーカーでは歯形研削盤の新規導入並びに既存老朽機の更新によって自社内でシェービングカッターの歯形修正並びに刃付け作業を行う動きが活発になってきた。今回の連続受注はこうした動きに伴うもので、当社製マシンの精度の高さと優れた操作性が高く評価された結果といえる。

 今後さらに部品の高精度化、多品種少量生産、迅速な納入の要求が強まるものとみられ、引き続きこうしたニーズに積極的かつ的確に対応できるよう販売・サービス活動に努めていく。

 ZA30の主な特長は以下のとおり。

11軸NCで全自動の歯形研削を実現
分割板なしで自動割り出し、ピッチブロックなしで高精度の歯形創成を実現
多年にわたるシェービングカッター製作のノウハウをベースにした研削パターン及びドレスパターンプログラムを搭載し、操作性を大幅向上
大径砥石と湿式研削による高精度研削
   
  主な機械仕様
対象ワーク ピッチ円径 Ø150~ Ø300
      モジュール 1~14
砥石外径  Ø 650~ Ø 760
機械重量  8500kgf
床面積   2200×4300mm

※1.μm=マイクロメートルと読む。1mmの1000分の1。



営業窓口 工作機械事業部


以  上