ページの先頭です。 ページの本文へ メインメニューへ フッタへ
ページの本文です。

三菱重工ニュース
2002年12月17日発行 第4076号

世界最速“毎時18万部”印刷の新聞用オフセット輪転機を初受注


  三菱重工業は、読売新聞大阪本社から、“毎時18万部”という世界最速の常用印刷速度を実現したシャフトレス駆動方式の新型新聞用オフセット輪転機『ダイヤモンドスター(DIAMONDSTAR)』を受注した。当社にとって最初の世界最速新聞印刷機の受注となる。

“世界最速”毎時18万部の三菱新聞用オフセット輪転機
「LITHOPIA BTO-N DIAMONDSTAR」

 今回初受注した新型マシンは、読売新聞大阪本社の京都新工場と高石工場向けに各2セット、合計4セット。京都新工場向けは、京都・滋賀・京阪地区をカバーする新たな印刷拠点用の新規設備として受注し、平成16年に稼働の予定。大阪南部に位置する高石工場向けには、既存機械の更新として受注し、京都新工場完成後の平成17年に稼働の予定。

 ダイヤモンドスターは、新聞印刷工場における生産性の飛躍的な向上と、高速運転下での高印刷品質の両立を可能とした新型のシャフトレス仕様のマシンで、安定した紙面濃度の確保により、新聞紙面を彩るスポーツ写真・季節風景写真・広告写真などの臨場感と表現性を実現することができ、また、安定した高生産性の確保により、最新のニュースをより多くの読者のもとへ届けることが可能となり、新聞読者の満足度向上が期待される。

 シャフトレス仕様機は、輪転機の各ユニットを個別のモーターで駆動・制御。
 数台のモーターをラインシャフトで連結して輪転機全体を動かす従来機種よりも、印刷準備時間の短縮をはじめ、損紙低減、低騒音、機械据付けレイアウトの自由度などのメリットがあり、新聞輪転機の主流となりつつある。 当社は、国内初のシャフトレス新聞輪転機(常用印刷速度毎時14万部)を、一昨年5月に開発・市場投入のあと、高速機の開発を進め、今年2月、世界最速となる常用印刷速度18万部を実現するマシンを開発し、3月に関係者へ公開していた。

 今回初受注した新型機は、シャフトレス駆動のメリットの一つである駆動系の簡素化と低摩擦型印刷シリンダベアリングの組合せによるマシン全体の負荷の低減や、高速対応型折機の開発などにより、安定した“高速運転”を可能とし、従来機に比べ約30%の高速化(=生産性向上)を実現。

 同時に、高速化に伴う高印刷品質の確保の問題も、剛性をアップした箱型フレームを採用することで耐震性を高め、新型ローラ配列の採用で刷版への確実なインキ転移や湿し水膜の平滑化を図り、従来同様の“安定した高品質印刷”を確保している。

 このほか、工具なしで刷版の取付け・取外しができる新機構の採用で、“準備時間のさらなる削減”をはかり、また、集中制御パネル(マスターコンソール)を人間工学にもとづいたニューデザインとすることで、“オペレータにやさしい”新聞輪転機となっている。



担当窓口 紙・印刷機械事業部 印刷機械総括部


以  上