ページの先頭です。 ページの本文へ メインメニューへ フッタへ
ページの本文です。

三菱重工ニュース
2002年11月21日発行 第4063号

TVAと排煙脱硫装置の長期供給契約に調印
米国の合弁会社 排煙脱硫装置初号機も成約


 三菱重工業と米国のエンジニアリング会社URSが今年5月23日付けで設立した合弁会社アドバテックLimited Liability Company(LLC)は、1930年代のニューディール政策の一環で設立された米国の大手電力会社Tennessee Valley Authority(TVA)に排煙脱硫装置を長期にわたって供給することで合意、20日、現地で長期供給契約に調印した。この日、長期供給契約の第一弾としてTVAのパラダイス発電所3号機ボイラー向けに大型排煙脱硫装置を納入する案件が正式発注され、合弁会社は順調なスタートを切ることになった。

 長期納入契約の第一弾のパラダイス発電所3号機ボイラー向け排煙脱硫装置は石灰石膏法。排煙処理量毎時400万立方メートルという大型装置。脱硫率98%で、ケンタッキー州南部のパラダイス発電所の3号機、出力105万kWの石炭火力発電設備に設置され、受注額は約1.2億ドル強。完成は2005年末の予定。
 発注元のTVAはテネシー州を中心に、アラバマ州、ジョージア州、ケンタッキー州の一部に発電所をもつ政府系大手電力会社。

 米国は、電力の50%強を石炭火力発電でまかなっているが、排煙脱硫装置を設置しているのはそのうちの4分の1程度。米国政府がことし2月、硫黄酸化物や窒素酸化物の規制強化を打ち出したことから排煙脱硫装置に対する需要が高まる気配を示しており、今後かなりの需要が期待できる。

 こうした動きを背景に設立したのがアドバテックLLC。当社は世界で150基以上の排煙脱硫装置を納入した実績をもっているが、米国市場での実績はわずか2基。このため、ここを拠点に営業活動を強化、米国で受注の拡大をめざす。

 URSは、橋梁、交通システムなど公共事業を手がける大手エンジニアリング企業で、世界30カ国に拠点をもつ。米国内では電力会社との関係も強く、年間の売上高は23.19億ドル(2001年度)。



担当窓口
環境ソリューション・輸出部


以  上