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三菱重工ニュース
2002年10月28日発行 第4051号

サブエンジン方式初のエバコン一体型陸上輸送用冷凍ユニットを開発
環境に配慮 運転音を8dB低減


 三菱重工業は、エバポレーター(冷却器)とコンデンサー(放熱器)を一つのボックスに入れてユニットとしたエバコン(エバポレーターとコンデンサー)一体型陸上輸送用冷凍ユニットを開発した。冷凍ユニットを駆動させる専用のエンジンをもつサブエンジン方式のもので、エバコン一体によりエンジン音を8dB低減、低騒音化を実現したところが最大の特徴。サブエンジン方式で、エバコン一体型冷凍ユニットの開発はこれが業界で初めて。30日から千葉の幕張メッセで開かれる第36回東京モーターショーに参考出品する。

三菱重工ニュース

サブエンジン方式初のエバコン一体型
三菱陸上輸送用冷凍ユニット 「TUJ80D」

 この冷凍ユニットは果物、野菜、肉、魚、冷凍食品などの運搬に用いる冷凍車用で、商品名は「三菱輸送用冷凍ユニットTUJ80D」。
 庫内(バン内部)の温度を-30℃~+25℃の範囲で調整することができ、冷凍だけでなく、温める必要のある食品、資材の輸送にも使うことが可能である。
 冷凍能力を従来比10%アップの9,300Wに高め、ボディの大型化に対応したことも特徴。

 TUJ80D は大きく分けてエバコンユニットとパワーユニットで構成されており、エバコンユニットはバン前壁の外側に、パワーユニットはシャシーの下に、それぞれ取り付ける。

 パワーユニットにはエンジン、コンプレッサー、モーターが収納されているが、従来はここにコンデンサーも納められていた。しかしエンジン、コンデンサー共に熱を出すため防音対策に限界があり、パワーユニットの運転音の低減が課題となっていた。

 これを解決したのがTUJ80Dで、コンデンサーをこの部分から外したことによってパワーユニット部の防音性を高めることが可能となり、運転音を8dB低減させた。エンジン運転ではパワーユニットの前で会話ができるレベルになり、夜間のモーター運転では近隣住宅等に迷惑をかけない、環境配慮型の静かな冷凍ユニットとなった。
 使用する冷媒はオゾン層を破壊せず環境に影響の少ないR404A。

 また従来は、エバポレーターをバン内部に吊り下げるか、エバポレーターを収納するエバハウスをバン外側前壁に設けていた。
 TUJ80Dはエバコン一体型ユニットをバン外側前壁に取り付ける方式のため、エバポレーターをバン内部に吊り下げる場合と比較して庫内空間が広がり、庫内の奥までフルに搭載することができる。また、エバハウスを別に設ける必要もなくなった。

 なお東京モーターショーでは、大手ボディメーカー、株式会社パブコのブースで展示する。TUJ80Dの販売は来春からの予定である 。



製  作
三菱重工業株式会社 冷熱事業本部
総販売元 菱重コールドチェーン株式会社


以  上