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三菱重工ニュース
2002年9月30日発行 第4042号

スペインからトンネルボーリングマシン2基受注
高速鉄道トンネル掘削用


 三菱重工業は、スペインから高速鉄道トンネル工事向けトンネルボーリングマシン(TBM)2基の受注に成功した。国際入札で争われた商談で、ドイツのヘレンクニヒトなど欧米の有力メーカーを抑えて成約したもの。直径10mという大型TBMで、スペインから10mの大型TBMを受注したのはこれがわが国初めてのこと。

 受注したTBMはスペイン政府が本格的に整備に着手している中の高速鉄道(新幹線)コルドバ - マラガ間(延長7km×2本)に設けられる東トンネルと西トンネルの二つのトンネル掘削に用いられるもの。地盤は非常に固い岩盤で、トンネルの長さは共に7070m。

 二つのトンネルは別々の案件で、東トンネルは工事を担当するスペインのドラガドス社(DRAGADOS)とイタリアのセリ社(SELI)のJ.V.が発注者。一方、西トンネルは工事を施工するサシヤ社(SACYR)が当社を選択、相次ぐ成約となった。

 当社はシールドマシンの大手メーカーで、これまでに国内外合わせて1500台以上の納入実績をもち、欧州向けにはこれまで英仏海峡トンネル(直径8.6m)、フランス・リヨン道路トンネル(直径11m)等を納入、その技術は高い評価を得ている。
 スペインには1995年8月に直径5mの水道用TBMを納入、工事が順調に進み、当社の技術力が高く評価された経緯もあり、実績と技術力が評価されての受注といえる。

 納入は2003年夏頃の見込み。

 スペイン政府は高速鉄道網の整備に力を入れており、この他にも複数の路線が計画されている。またコルドバ ― マラガ線も、延伸路線があり、今後、数多くのトンネル掘削用TBMの商談が期待できる。
 当社としては今回の受注を背景に、今後は、スペインのディュロフェラゲール社(DURO FELGUERA)と協力し、営業体制を強化、積極的な受注活動を展開していく。

 なお当社は今年、シンガポールから地下鉄工事向けシールドマシンを受注するなど着実に実績を積み上げている。

 受注したTBMの主な仕様
  掘削直径=10m
  本体長さ=12m
  カッター装備能力=4900kw



営業窓口
鉄建輸出部
製作事業所 神戸造船所


以  上