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三菱重工ニュース
2002年9月13日発行 第4034号

米国原子力市場へ本格参入
上部原子炉容器4基の取替工事を受注


 三菱重工業とウエスティングハウス社(WH)は、共同で米国の大手電力会社、ドミニオン電力(会長 T.キャップス氏)から上部原子炉容器4基の取替工事の受注に成功した。出力90万kW級という大型の発電設備で、最も真価の問われる米国市場での受注は原子力発電設備の国際展開を図っている当社にとって大きな意味をもつ。し烈な競争を制して獲得した初の米国向け大型案件であり、これが完成すると念願の米国市場進出の大きな一歩を踏み出すことになる。

 受注したのはバージニア州ルイザバージニアに設置されているノースアナ発電所の1,2号機と、同じくバージニア州サリーにあるサリー発電所の1,2号機の計4基。出力はノースアナ1,2号機が92万kW、サリー1,2号機が81万kW。

 ノースアナ1,2号機は1970年代後半の、またサリー1,2号機は1970年代前半の建設で、設備の老朽化が進んだことから取替工事に踏み切ることになった。

 今回の商談には有力メーカーが参加、それぞれに交渉を重ねてきたが、最終的に三菱・WH連合が強豪を抑え、契約を交わした。

 契約は当社が元請けとなり、機器供給を担当し、WHが現地工事を担当する。供給範囲には、上部原子炉容器と制御棒駆動装置の納入および据付が含まれる。機器の製作は当社神戸造船所が担当する。

 当社はこれまで欧州、アジアを中心に原子力事業の国際展開に幅広く取り組んできたが、こうした実績に加え、永年にわたって培ってきた技術力、品質が高く評価され、これが今回の成約の決め手となった。
 工事は2004年に着手、2005年完成の予定。

 製造する上部原子炉容器は材質が低合金鋼製で、高さ4m、幅5m、奥行き5mの大型構造物で、総重量は60トン。
 当社は過去スウェーデンと中国に上部原子炉容器を納入した実績をもち、これも受注獲得の大きな要素となった。

 米国では、原子力発電の拡大機運が高まるなか、既設原子力発電プラントの長寿命化に伴う主要機器の取替商談が相次いでおり、今後もWHと協力し、全米の電力会社に対し強力に拡販活動を推進していく。



営業窓口
原子力部
製作事業所 神戸造船所


以  上