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三菱重工ニュース
2002年8月12日発行 第4023号

ロケット用上段エンジンMB-XXの燃焼器単体燃焼試験を完了


 三菱重工業は、ボーイング社との衛星打上げロケット用上段エンジンMB-XX共同研究開発プログラムにおいて、燃焼室と噴射器から構成される燃焼器の単体燃焼試験を完了し、極めて良好な結果を得た。

 飛行用エンジンと同等に設計された燃焼器を用いた燃焼試験は、当社の田代試験場(秋田県北秋田郡田代町)にて約2年間にわたり、実際の運用圧力ならびに温度条件で複数シリーズ実施され、重要な性能パラメータ、熱負荷、燃焼安定性、耐久性の実証に成功した。

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MB-XX 燃焼器の供試体
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MB-XX 燃焼器の単体燃焼試験風景
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MB-XX(完成予想図)

 当社とボーイング社は、将来のロケット用上段エンジンへのニーズに対応するために、民間ベースでの研究開発プログラムとして同エンジンの共同研究開発を1999年より推進している。MB-XXエンジンは、極低温の推進薬である液体水素と液体酸素を用いた高性能上段エンジンで、両社がこれまで培ってきた優れたエンジン開発技術を基に設計されており、既存の上段エンジンを上回る信頼性、作動マージン、性能の実現を目指している。両社は、今般の燃焼器の燃焼試験完了により、同エンジン研究開発が大きく前進したことをアピールした。

 ボーイング社ロケットダイン事業部のバイロン ウッド ゼネラルマネジャーは、「MB-XXはボーイング社と三菱重工にとって重要なビジネスである。燃焼室と噴射器の設計妥当性が確認されたことは、研究開発における大きなマイルストーンへの到達であり、我々のチームを次世代上段エンジンのリーディングサプライヤへと確実に導くものである。」と述べている。

 また、当社の前沢淳一 常務取締役・航空宇宙事業本部長も、次のように述べている。「当社とボーイング社が推進している極低温上段エンジンMB-XXの共同研究開発が順調に推移していることは、両社の良好な関係を象徴するものである。MB-XX燃焼器の燃焼試験の完了は、同エンジン研究開発において重要な意味を持つ前進と言える。



担当窓口
航空宇宙事業本部 宇宙機器部
製作事業所 名古屋誘導推進システム製作所


以  上