ページの先頭です。 ページの本文へ メインメニューへ フッタへ
ページの本文です。

三菱重工ニュース
2002年7月23日発行 第4017号

中国・発電設備市場に全力投球
電力関連2社と先進発電技術で協力関係


 三菱重工業は、三菱商事と協力して、中国の三大発電機器メーカーの一つであるハルピンタービン廠有限公司(黒龍江省ハルピン市、以下ハルピン)と、超臨界蒸気タービンの主要部品を供給することで今年6月に合意した。
 さらに、7月には、中国の三大発電機器メーカーの一つである中国東方電気集団公司(四川省成都市、以下東方)と協調を図ることで、中国大型ガスタービン商談への入札資格合格書を中国政府から受領した。この入札資格取得に基づき、今後中国の大型ガスタービン市場の実商談に本格的に取り組むこととなる。

 中国は、経済成長の進展の中でインフラ基盤である発電設備の近代化を図ろうとしており、当社は独自開発した高効率で環境への影響が小さい超臨界蒸気タービン技術および大型ガスタービン技術をもって、中国の発電設備近代化計画に積極的に対応していく。

 ハルピンは、華能集団公司から河南省の沁北(チンベイ)石炭焚き超臨界火力発電設備を受注しているが、今回の6月の合意に基づき当社はこの設備向け蒸気タービンの主要部品を供給する。
 当社がハルピンに供給する主要部品は高中圧タービンのブレード、ローターを含むタービンの最重要コンポーネント部分である。このチンベイ火力発電設備は中国の国内資本案件では初の超臨界圧で、出力600MWの発電プラント2系列で構成され、総出力は1200MW。2004年末運転開始の予定。

 これより先、当社は4月に東方と大型ガスタービン合作協議書に合意し、7月初旬には大型ガスタービン一括商談への入札資格審査合格通知を中国政府から受領した。7月18日には、入札資格審査に合格した当社を含む海外企業数社に対してこの一括商談の引合いが発照された。このプロジェクトは、北京、上海、広東地区の10ヶ所のサイトに計23台の大型ガスタービンを一括供給するもので、火力発電プロジェクトとしては最大規模の案件である。今年10月頃に入札が行われ、来年春頃迄には発注先が決定する。当社は東方、三菱商事の3社でコンソーシアムを組んで応札する。
 この大型ガスタービン一括国際商談は、中国政府が最近開発に着手した自国の天然ガス、およびLNGを使ったガスタービン発電設備を全土に拡充していく方針に基づいて行われ、大型ガスタービン技術を中国地元企業へ移転することを条件に海外のガスタービンメーカーに入札を認めるものである。

 当社はこれまで中国向けに、1981年に運転開始した宝山火力発電所を皮切りに多数の発電設備を納入(下記表)、中国の電力関係者から高い評価を得ている。

 当社は超臨界石炭焚き発電技術およびガスタービン発電技術のいずれも独自に技術開発を行い、これまで世界中に数多くの納入実績をもっている。当社はこのすぐれた技術と実績を背景に、中国政府が推進する発電設備の近代化計画に応じる考えであり、積極的に中国市場に取り組んでいく。

当社主要大型発電設備実績

名   称
出 力 技 術 運転開始年
宝山火力発電所1、2、3号 3×350MW 亜臨界 1981、1999年
福州火力発電所1、2号 2×350MW 亜臨界 1988、1989年
大連火力発電所1、2号 2×350MW 亜臨界 1988、1989年
珠海火力発電所1、2号 2×700MW 亜臨界 1999年
三河火力発電所1、2号 2×350MW 亜臨界 2000年
河津火力発電所1、2号 2×350MW 亜臨界 2001年

担当窓口 原動機事業本部 原動機輸出部

以  上