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三菱重工ニュース
2002年6月24日発行 第4008号

らくらく始動が可能なミラクルスタートエンジン「GM82」を新発売
 4サイクルエンジンでは業界初


 三菱重工業は、農業用・産業用の各種作業機の動力源として好評を博している三菱メイキエンジン“GMシリーズ”において、従来の1/2の力で、高齢者や女性でも驚くほど楽に始動できる“ミラクルスタート”エンジン「GM82」(排気量80cc/出力2.4馬力)を開発し、本日発売を開始する。昨年11月に発売した2サイクルエンジン“TLシリーズ”(排気量22.5~25.6cc/出力1.2~1.4馬力)に引き続いて、今般、業界では初めて、出力の大きい4サイクルエンジンでもリコイル引き力を軽減するタイプを開発したもの。年間1万台の販売を計画している。

三菱重工ニュース
4サイクル“ミラクルスタート”エンジン「GM 82」

 「GM82」エンジンは、主に田畑への給水用ポンプや工事現場での排水用ポンプ、野菜・くだものなどの農作物運搬車、田畑を耕す耕うん機などの動力源として使用されている。エンジンの始動は、ロープを引く方式(リコイルスターター)が一般的であるが、ロープを引く際にエンジン内部で大きな抵抗力が働くため、かなり大きな力が必要であり、農業従事者の高齢化・女性化が進むなか、より引き力が軽くて楽に始動できるエンジンが求められていた。これまでも、エンジン内部の抵抗力を低減する機構はあったものの、大幅に軽い力での始動を実感できる4サイクルエンジンは、これまでにはなかった。

 今回発売する4サイクルの“ミラクルスタート”エンジン「GM82」は、2サイクル“ミラクルスタート”エンジンで培ったゼンマイ仕掛け機構のノウハウを4サイクルエンジンにも応用したもの。リコイルロープを引く時に、リコイルスターター内部のゼンマイに蓄えるエネルギーがシリンダー内圧力を上回ると一気に開放されて、シリンダー内で圧縮した気体の膨張エネルギーを補助するかたちでエンジンを高速で回す仕組み。これにより従来のおよそ半分の力でエンジンのらくらく始動を可能にしている。またリコイルロープをゆっくりと引いてもエンジンがかかるため、腕や肩に負担が少なく、高齢者や女性にやさしい商品となっている。

 このほか、重量やサイズも従来エンジンとほとんど変らない(乾燥質量:従来比+400g、全長:同+13mm)ため、作業機側の設計をほとんど変更することなく搭載できる。さらにシンプルな構造で、容易な部品交換を可能にしている。

 当社は、今後、4サイクルのGMシリーズエンジンである「GM132」(排気量 126cc/出力4馬力)および「GM182」(同181cc/同6馬力)へも、“ミラクルスタート”のシリーズ展開を図っていく。

主要諸元

機種 GM82
形式 空冷4サイクル 傾斜形横軸OHV ガソリンエンジン
総排気量 cm3 80.7
最大出力 kW (PS) 1.8(2.4)
使用燃料 自動車用無鉛レギュラーガソリン
使用潤滑油 エンジンオイル SE級以上
始動方法 新リコイルスターター方式(ミラクルスタート)
燃料タンク容量 lit 1.6
乾燥質量 kg 9.9
機関寸法:
全長×全幅×全高 mm

288×304×284


営 業 窓 口 汎用機・特車事業本部 エンジン・ターボ総括部
製作事業所 産 業 機 器 事 業 部

以  上