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三菱重工ニュース
2002年5月30日発行 第4003号

世界最速レベル“設計抄速毎分2000m”の高速抄紙機“MJシリーズ”
5月31日と6月6日にパイロットマシンを公開運転


 三菱重工業は、新聞用紙や印刷用紙などの紙をつくる抄紙機において、独自の技術により開発した世界最速レベルとなる設計抄速毎分2000m(安定抄速毎分1800m)の高速抄紙機 “MJシリーズ”のパイロットマシンの公開運転を、5月31日(金)と6月6日(木)の2日間、紙・印刷機械事業部(広島県三原市)において行い、関係者に披露する。

 当社は、日本の抄紙機械メーカーとしては初めて全世界規模での高速抄紙機事業の展開を可能とするために、独自の技術を織り込んだパイロットマシンを建設、世界最速レベルの高速抄紙機の開発に取り組み、昨年10月に鳥取県米子市で開催された「平成13年度紙パルプ技術協会年次大会」(主催:紙パルプ技術協会)において、 “MJシリーズ”として開発成果の技術発表を行ったが、今般、そのパイロットマシンを関係者に披露するもの。
パイロットマシンの大きさは、横幅約1m(紙幅78cm)×全長82m×高さ約7.3mで、実際のプラントでの紙幅の、約1/10のサイズ(全長、高さは実際のプラントと同等)。

 “MJシリーズ”抄紙機の最大のポイントは、高速運転下でも紙の高品質性を維持すると同時に、生産効率の低下を防止したこと。 当社は、紙の原料である液状のパルプを脱水し均一な湿紙を形成するユニットである“フォーマ”に、独自の技術を織り込んだロールブレードフォーマを開発し、繊維の均一分散性能を高めることで高品質を実現すると同時に、フォーマで形成された湿紙の水分をしぼりとるユニットである“プレス”においても、当社独自の技術を加えたフェルト支持によるノーオープンドロー化で、紙が搬送中に受ける張力の影響を緩和して高速運転による紙切れの防止を実現した。 このほか、高速化に伴い増大するミスト(水と液体パルプの霧)の発生を抑えてオペレーターの作業環境にも配慮するとともに、ITを活用したリモートメンテナンス(遠隔監視)も可能にしている。

 “MJシリーズ”は、Mitsubishiの「M」と、Japanの「J」を組み合わせて、当社、かつ、日本の独自技術をアピールするものであり、今後もさらなる高速機のシリーズ化を目指していく。



担当窓口 紙・印刷機械事業部 製紙・紙工機械総括部

以  上