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三菱重工ニュース
2001年9月12日発行 第3942号

舶用ディーゼル主機技術診断システム
三菱“DOCTOR DIESEL”を開発


 三菱重工業は、このたび、船舶の心臓部である主機の安全を守るための「主機技術診断システム」を開発した。

 近年、船主、運航管理会社側のニーズとして、安全運行・停船ゼロがますます大きな命題となっている。一方、各社ともコスト削減の折、熟練の乗組員が減少し、安全運航、トラブルへの迅速・的確な本船での対応等が難しくなって来ているのが実情である。

 当社は最新のIT技術と国内唯一の自主開発ディーゼルを持つ卓越した総合技術集団としてのノウハウを集積し「主機技術診断システム」を開発した。これにより、主機性能の常時監視、万一のトラブル発生時の迅速・的確なアクションのアドバイス、部品の管理(履歴管理、余寿命管理⇒次航海、次回ドックインに向けた部品手配)等を容易なものとした。

 この「主機技術診断システム」は衛星通信(インマルサット)を利用したもので、本船のデータを当社神戸造船所のサーバーに電送し、このデータを常時監視・自動解析することにより、主機状況が一目で分かるグラフや表を短時間で自動作成し、本船に自動送信するもの。データの解析の際、異常が検知されれば、短時間で本船へのアラーム及び本船での対応策等の処置アドバイスを自動送信する画期的なシステム。「主機技術診断システム」には「性能技術自動診断機能」と「部品の管理機能」の2つの主要機能がある。

 「性能技術自動診断機能」は本船のデータロガーにて自動計測された一定時間ごとのデータを常時監視・自動解析し、各データのトレンドグラフ等の判定グラフを自動作成するもの。又、その他手動計測のデータも必要に応じて取り込み解析し、それらデータの診断・グラフの作成が可能とした。これらデータは就航初期の正常値と比較し、異常時にはアラーム及びこれに対する主機メーカーとしての長年のノウハウによるアドバイスを自動送信するもの。

 「部品の管理機能」は燃焼室周りの重要部品に対し、開放時のデータ(損耗量、使用時間、補修内容等)を入力することにより、摩耗トレンドグラフ(余寿命管理)、部品状態リスト、部品使用履歴リストを自動作成し、異常時にはアラーム及びこれに対する主機メーカーのノウハウによるアドバイスを自動送信するもの。

 当社は今後、「主機技術診断システム」をサービスメニューとして客先へ提案し、顧客満足度アップの充実を図っていく。

営 業 窓 口: 神戸造船所ディーゼル部
製作事業所: 神戸造船所

以  上