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三菱重工ニュース
2001年9月5日発行 第3941号

WH社の新型原子力軽水炉プラント
AP1000開発プログラムに参加


 三菱重工業は、米国ウェスティングハウス(WH)社が米国市場向けに開発を計画している、新型原子力軽水炉プラント“AP1000”の開発プログラムに参加することで、WH社と基本合意に達した。今後2004年末を目標に、米国原子力規制委員会(NRC)の設計承認の取得を目指し開発を行っていくことになる。

 AP1000は、従来型の軽水炉プラント(PWR)に静的安全設備(※1)を大幅に採り入れることにより、安全性と経済性をさらに向上させた出力100万kWの新型原子力プラント。 開発のベースになったのは、出力60万kW級のAP600と呼ばれるプラントで、NRCの最終設計承認を既に取得(1999年12月)している。

 WH社は、復活しつつある米国原子力市場においては、より一層の経済性が要求されるとして、スケールメリットを狙った100万kW級のAP1000の開発を計画、当社にも参画の要請があり、米国市場進出の足掛かりとして本開発プログラムへの参加を決めた。

 当社が参画する開発プログラムは、炉心開発設計、系統開発設計、機器開発設計の3つのテーマ。このプロジェクトには、ほかに仏国EdF社、英国BNFL社等(※2)が参加企業として名を連ねており、世界規模の企業協力による開発となる。

 なお、WH社としては設計承認取得後1年程度で、初号機の受注に漕ぎ着けたい考えだが、実際に成約した場合、当社は主要機器の製造を中心に参入を図ることとしている。
 今後両社は、年内の正式調印に向けて、契約条件等の詰めを行っていく。

※1. 静的安全設備= ポンプ・電動弁等の動的(動力を要する)機器を排し、重力による冷却水注入など静的機器により安全確保を図る設備。これにより従来は格納容器外に引き回していた配管設備等が格段に減少し、物量低減が可能と見込まれている。
※2. EdF社= イーディーエフと読む。仏国国営電力会社。補機設計面で参画。
  BNFL社= 英国原子燃料会社。原子燃料設計面で参画。

担当窓口: 原子力事業本部原子力部

以  上