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三菱重工ニュース
2001年8月17日発行 第3937号

小型高温ガス原子炉(PBMR)フィージビリティ・スタディを実施
南アから 実機受注に照準


 三菱重工業は、南アフリカ共和国のPBMR(Pebble Bed Modular Reactor)社からPBMRのヘリウムタービン発電機に関するフィージビリティ・スタディ(F/S=事前可能性検討)を実施するよう内示を受けた。2001年11月完了を目途に検討を実施、その結果、可能と判断されれば引き続きこの計画に参画、PBMRの実機受注を狙う。

 PBMRは出力10万kW級の原子炉で、黒鉛球型燃料を使い、ヘリウムを冷却材として用いる高温ガス炉。炉出口温度は約900℃で、7%の濃縮ウランを使う。出力を取り出すガスタービン、ならびにコンプレッサー技術の見通しをつけることが今回のF/Sの最大のポイントとなるところで、豊富な実績をもつ当社のガスタービン技術を高く評価、F/Sを依頼してきた。

 送電網の未整備な南アで地域電力需要に合致する小型原子炉として1993年PBMRの開発に着手。プロトタイプは2002年3月着工、2007年1月完成の予定で計画が進められており、ほかに商業炉も10基ほど計画されている。

 一方、アメリカでも建設コストが低いこと、建設期間が短いことなどから注目されており、エクセロン(EXELON)社が電力需要に合わせた小型炉の同一サイトへの複数設置を狙って商業炉20基程度の建設を計画中。

 今回のF/Sの受注はこれまで取り組んできた原子力発電技術の海外展開が実を結んだものであり、PBMRの実用化に力を入れている南アは、当社の優れたガスタービン開発力と原子力技術の両面から開発への参画を求めていた。

 なおPBMR社は南ア国営電力会社ESKOM、南ア政府投資会社IDC、英国原子燃料公社BNFL、米国の電力会社EXELONなどの共同出資により2000年に設立された。

営業窓口:原子力事業本部原子力部

 

以  上