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三菱重工ニュース
2001年6月14日発行 第3927号

原子力発電設備用ポンプの技術を供与
韓国・現代重工業に


 三菱重工業は、韓国の現代重工業に補助給水ポンプをはじめとする原子力発電設備用ポンプの技術を供与、技術提携契約を締結した。韓国の原子力発電所の需要をターゲットに結んだ契約で、契約は10年。韓国に原子力発電設備用機器の技術を供与するのはこれが当社初のこと。

 今回、供与したポンプは補助給水ポンプのほか原子炉補機冷却水ポンプ、使用済燃料ピットポンプ、空調用冷水ポンプ、原子炉補機冷却水給水ポンプ、格納容器サンプポンプ、ほう酸ポンプ。このうち補助給水ポンプは二次系で使われるほか、原子炉補機冷却水ポンプ、空調用冷水ポンプ、原子炉補機冷却水給水ポンプは冷却水用。出力100万kW級の設備では合わせて 20個のポンプが用いられる予定。

 当社が手がける原子力発電は、PWR(加圧水型軽水炉)。韓国でもPWRをこれまでに12基を建設、運転中。今後、PWRを使う新古里発電所1~4号機、新月城1~2号機など新設の原子力発電所建設計画が具体化してきている。

 今回の提携契約はこうした新設の原子力発電設備商談に狙いを定めた提携。原子力発電設備に用いられる各種ポンプは安全運転の一翼を担う重要な機器で、製作にあたっては高度な技術が要求される。

 現代重工業は当社の豊富な実績と技術力を高く評価、技術の供与を求めてきたもので、契約には技術指導を行うことがうたわれている。一方、当社は現代重工業が製造能力と営業力を兼ね備えた韓国トップ企業の一つである事を評価、契約締結に至った。

 当社は海外原子力関連ポンプにおいては中国・秦山原子力発電所向けに1986年に補助給水ポンプ、1987年に主給水ポンプ、1998年に充填ポンプ、1999年に一次冷却材ポンプを納入している。他主要機器では1995年、ベルギーにPWR用蒸気発生器(SG)を3基、2001年2月にもSGを3基納入、中国・秦山原子力発電所向けには原子炉容器を1986年11月、1999年2月に各一基納入した実績を持ち、海外に向けて原子力発電設備機器の納入実績を積み重ねつつある。

 引き続き世界各国の原子力発電設備商談に積極的に対応していくが、近隣アジア諸国に関してもこれまで以上に注力していく方針である。


営業窓口 原子力部
製作事業所 高砂製作所

 

以  上