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三菱重工ニュース
2001年6月11日発行 第3925号

ガスヒ-トポンプエアコン初の冷暖フリ-マルチタイプを開発
東京ガス(株)と共同で「ECO-4」シリーズに追加


 三菱重工業は、東京ガスとの共同開発によりガスヒ-トポンプで初めての冷暖フリ-(冷暖同時)マルチタイプを開発した。開発したのは室内機を12台(*1)まで接続可能にした20馬力の室外機1機種。昨年3月に発売したガスヒートポンプエアコン「ECO-4」(エコフォー)シリーズをベ-スに開発したもので、今秋から受注を開始する予定。接続可能な室内機は16タイプ85機種(*2)と豊富な品揃えとなっており、様々な要望に対応することができる。

 冷暖フリ-マルチは、1台の室外機(1系統内)で冷房運転と暖房運転の混在が可能であり、冷暖房負荷(要求)の違うインテリアゾ-ンとペリメ-タゾ-ン、南側と北側、OAルームと一般事務所といったところで室内機毎に冷房・暖房の任意設定が可能なもの。
このため
1. 冷房用、暖房用室外機の設置が不要
2. 納入後の間仕切り変更や、用途変更に容易に対応
3. ユ-ザ-の好みに応じた使い方が可能
4. 自動運転(冷房・暖房の自動切替え)が可能
などというメリットにより、設備設計時の自由度が広がる。

 「ECO-4」シリ-ズの特長である、低(燃費)ランニングコスト、低消費電力に加え、本モデルでは、冷房運転の室内機と暖房運転の室内機間で冷媒を介し、その排熱を回収・利用し、さらにコンプレッサーを駆動するガスエンジンの排熱も利用すれば、冷房負荷と暖房負荷が同じ時には、従来に比べ約30%(*3)の省エネ運転が可能となる。

また、エンジン排熱は暖房熱源としても利用できるため、コンプレッサーを電気モーターで駆動する方式に比べ、外気温が低い時でも暖房能力が低下しないという特性を持つ。

 使用する冷媒は、オゾン層破壊係数“0”の新冷媒R407Cを採用したほか、機器の高効率化による環境負荷低減など、地球環境に配慮した機種となっている。


 「ECO-4」シリ-ズは、エンジンの排熱回収用に高効率の冷媒加熱器(水熱交換器)を採用し、暖房時のCOP(エネルギー消費効率)を大幅に向上させ、低燃費を実現したガスヒートポンプエアコンで、
1.室外機の高さが2,135mmとコンパクト設計であり、設計自由度が高い
2.室外機の重量が880kg(従来比90kg削減)と軽量タイプであり、施工性を向上させた
3.外気温が-15℃という低温でも暖房能力が低下しないという暖房特性を持ち、寒冷地でも威力を発揮する
4.メンテナンスインターバルは8000時間であり、メンテナンス作業にかかる負担が軽減できる
5.配管総長を100mまで可能とし、ホテルや病院など大型建築にも対応可能であり、縦配管の空調ニーズに対応でき、様々な設計の要求に応えることができる
6.スーパーリンク(コントロールシステム)の採用で、高度な空調管理ができる
などの特長を備えている。

 冷暖フリーマルチの標準価格は未定。今秋から受注を開始し、来春には市場へ投入する予定。当社は、これをガスヒートポンプの戦略商品と位置づけ、市場の拡大に取り組むことにしており、「ECO-4」冷暖フリ-マルチに絞った商品説明会、引き合いキャンペ-ンの実施等、積極的な営業展開をしていく。

*1.室内機12台=2台~12台の接続が可能
*2.室内機は16タイプ85機種=天井からパネルが降りてくる「ラクリーナパネル」をはじめ、壁掛、床置など、用途にあわせて組み合わせが可能。約10m2対応の0.8馬力から、約75m2対応の6馬力までの85機種
*3.約30%の省エネ=COP(エネルギー消費効率:消費単位エネルギー当りの能力)が約30%向上

主な仕様(50/60Hz)
タイプ
電源
冷房
能力
暖房能力
外形寸法
消費電力
燃料消費量
(13A仕様)
定格
定格
低温
高さ×幅×奥行
冷房
暖房
冷房定格
暖房定格
V
kW
mm
kW
kW
GHCP560HMTR4
3φ200V
56.0
67.0
67.0
(H) (W) (D)
2,135 × 1,750 × 950
1.59/1.86
1.15/1.36
54.6
51.9


営業および製作担当 : 冷熱事業本部

 

以  上