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三菱重工ニュース
2001年5月15日発行 第3920号

ハイブリッドYAGレーザ溶接ヘッドを
商品化、販売開始


 三菱重工業は、YAGレーザ溶接とアーク溶接(MIG溶接、TIG溶接)を同軸に合成し、これまでレーザ溶接では困難であったギャップのある溶接やアルミ合金溶接を高速・高品位で実現できる「ハイブリッドYAGレーザ溶接ヘッド」を商品化、販売を開始しました。

 軽量化が求められる自動車ボディーなどの幅広い分野での適用が可能であり、既に国内外の自動車関連会社より引合を受けています。当社神戸造船所内に開設したレーザ加工技術開発センターでサンプル加工が可能です。

 YAGレーザは光ファイバ伝送が可能であり、CO2レーザあるいは従来のアーク溶接に替わり各種製品への適用が進みつつあります。

 従来、YAGレーザ溶接には、開先位置決め精度が厳しかったり、また、強度の高いアルミ合金を溶接すると割れが発生しやすいという欠点がありました。そこで、これらの欠点をレーザ光とアーク電極を1つの溶接ヘッドの中で同軸に合成し、レーザ溶接とアーク溶接の特長を生かすことにより、それらの欠点を解消しました。

 例えば、レーザ単独の突合せ溶接では、開先ギャップ幅が0.4mm(板厚3mm程度)以上開くと溶接が困難であったのに対し、開先ギャップ幅が0.8mmでも溶接が可能となり、また、アークがレーザ照射部の急冷を緩和するため、アルミ合金溶接でも凝固割れ及びポロシティやピンホールの発生を防ぐことができるようになります。

 さらに、レーザ光とアーク電極を同軸化することにより、溶接ヘッドが小型化できるため、ロボット等に搭載し、溶接方向を自由に変化させることが必要な三次元溶接への適用が容易になりました。

営業窓口:一般機械部
製作事業所:神戸造船所

 

以  上