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三菱重工ニュース
2001年3月29日発行 第3914号

SulzerRTA96C型ディーゼル機関の製造開始


 三菱重工業は、独自開発の三菱UE型およびSulzer型の舶用ディーゼル機関の生産を続けて今年で76年になるが、このほど当社が製造する舶用ディーゼル機関の中で最大口径の「三菱Sulzer RTA96C型機関」3台をドイツのVolkswerft造船所より受注し、その初号機の製造を開始した。Volkswerft造船所は、デンマークを代表する海運会社A.P.Moller社の傘下にあり、このディーゼル機関はA.P.Moller社向け新造船に搭載される。

 今回受注したのは、7シリンダーの三菱Sulzer RTA96C型機関(52,290PS×100rpm)で、初号機は、神戸造船所からVolkswerft 造船所に向けて2002年後半に出荷される。これにより久々に神戸造船所の受注量が内定ベースも含め、2000年度で100万馬力を突破する見通しである。

 当社は独自開発した唯一の国産機関である三菱UE型機関を、過去にThyssen、Flensburger、H.D.W.の各ドイツ造船所に合計32台も納入しており、今回の受注によりドイツ造船所からの三菱ディーゼルの受注は合計35台に達した。また、三菱UE型機関はA.P.Moller社の船舶に多数搭載されており、VLCCに搭載されている三菱8UEC75LSII(32,000PS×84rpm)は、シリンダーライナとピストンリングの摩耗率の点で優れ、No.1エンジンであると評価された。今回の受注はそうした三菱ディーゼルの高い信頼性と技術力をA.P.Moller社に高く評価されたことが背景にあり、今後両社の信頼関係がますます強化されていくものと考えられる。

 船舶の大型化のニーズは根強く、当社は大型エンジンの引合を多数抱えていることから今後も底堅い需要が続くものと考えている。当社が商船三井向けに最近受注した新造船4隻にも三菱Sulzer 9RTA96C型機関(67,230PS×100rpm)が搭載される予定であり、7基のRTA96C型機関が連続製造されることになる。これにより当社も本格的に大型エンジン商戦に参戦する陣容を整え、先行するB&Wグループを追撃する。



営 業 窓 口 : ディーゼル・舶用機械部
製作事業所:神戸造船所

 

以  上