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三菱重工ニュース
2001年3月21日発行 第3912号

「中性子モニタ装置」国際宇宙ステーション
米国実験モジュール(デスティニー)に搭載


 三菱重工業は、宇宙開発事業団(NASDA)が参加する国際有人研究プロジェクトに提供する中性子モニタ装置(Bonner Ball Neutron Detector Unit)の開発を取り纏め、昨年6月宇宙開発事業団に納入、米国航空宇宙局(NASA)により本年3月8日にスペースシャトル ディスカバリー号(STS-102)にて打ち上げられ国際宇宙ステーション米国実験モジュール(デスティニー)に搭載された。
この装置は国際宇宙ステーションに搭載される日本初の装置となる。


 中性子モニタ装置は、平成10年にスペースシャトル(STS-89)に搭載され実験に成功した中性子線検出ユニットに、新たに計測データを処理、制御、記録する為のコントロールユニットを当社にて開発、製作し、総合的に組み合わせ取り付けたもの。同検出ユニットの開発には当社原子力部門のノウハウが寄与している。

 今回中性子モニタ装置は、約7ヶ月間にわたり、国際宇宙ステーション内の中性子エネルギー分布(中性子スペクトル)を計測し、記録したデータを約1週間に1度の割合で地上にデータ送信する。
 本データは将来必要不可欠になる軌道上での有人宇宙活動における放射線被曝管理に役立てられる。

本装置の概略仕様
・ 重量:約57kg
・ 外形寸法:483 mm×493mm×715mm
・ 消費電力:最大60W
・ データ記録容量:約4GB(50日分)×5枚
・ 中性子計測エネルギー範囲:0.025eV~10MeV
・ 中性子計測最大イベント数:10,000個/秒

 当社はこれまで、鯉、メダカ、ガマアンコウ等搭載の水棲動物実験装置を含む、数多くのスペースシャトル搭載実験装置を手がけてきた。今後はさらに、長年蓄積されたこれらの技術ノウハウと実験ノウハウに基づき、国際宇宙ステーション搭載実験装置に取り組むことで宇宙利用分野に貢献していく所存である。


営 業 窓 口 : 宇宙機器部
製作事業所:神戸造船所

 

以  上