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三菱重工ニュース
2001年3月6日発行 第3906号

油類・PCB類汚染土壌浄化処理事業を本格化
米国ベンチャー企業と提携、技術導入


 三菱重工業は、土壌・地下水に含まれるVOC(揮発性有機化合物)・重金属・油・PCB(ポリ塩化ビフェニール)の各種汚染物質の調査・分析から処理・モニタリング迄の一貫した土壌・地下水浄化事業を本格化し、既存技術を強化する。また、油類・PCB類汚染土壌の抽出分離技術、VOC高速処理技術及び重金属分離技術を整備し、汚染土壌・地下水浄化の多様化・高速処理ニーズが高まる市場に投入する計画である。

 特に油類・PCB類汚染土壌浄化については今後需要が急増すると予測、今般米国の環境ベンチャー企業(テラクリーン社[本社:カリフォルニア州])と提携し、油類・PCB類汚染土壌の浄化技術を導入した。

 今回、当社が導入した技術は、土壌中の重油・機械油・鉱物油等の油類・PCB類を溶剤で抽出分離し、使用後の溶剤は精製リサイクルするもの。本技術はEPA(米国環境保護庁)認定技術であり、米軍基地などを中心に多数の実績を有している。この技術に、有機溶剤ガス処理装置のトップメーカーである三菱重工の溶剤ハンドリング関連技術を組合せ、日本の土質や汚染状況に適応した最適な処理システムを確立していく。

 本技術は、汚染土壌のある現地に処理設備を搬入・敷設し、浄化処理を行うもの。油類汚染土壌の浄化処理については、処理費用が廉価とされているバイオ処理法と同等のコストで高濃度の汚染処理に対応できる上、処理期間は数ヶ月と大幅に短縮できる。また、これまで処理が困難とされていたPCB類汚染土壌についても本技術により浄化が可能となる。なお、これらの設備は小規模サイトから数万立方メートルの大規模サイトまで幅広い対応が可能という特徴がある。汚染土壌から分離した油類については、焼却等により最終処分を行う。また、PCB類については、分離後、昨年10月に厚生省の認定を受けた当社の水熱分解法により分解・無害化することで、土壌中のPCB類分離から最終処理までの一貫処理が可能となる。なお、浄化処理済の土壌は再生土として埋戻しができる。

 当社では、この新技術導入を契機として、全国のガソリンスタンド・精油所・石油製品貯蔵所等の油類汚染土壌および各種工場・事業所等のPCB類汚染土壌の浄化事業を強力に推進していく



営 業 窓 口 : 本社環境装置第二部
製作事業所 : 神戸造船所

 

以  上