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三菱重工ニュース
2000年10月24日発行 第3877号

歯車加工機械3機種を開発
日本国際工作機械見本市に出品


 三菱重工業は、ダイレクトドライブ方式を採用した高精度歯車の量産加工機ドライカットホブ盤「GN-D10A」を開発した。工具費を40%も節約でき、経済性に優れたマシン。このホブ盤と同時にカッター軸とワーク軸を高速同期制御させることに成功した同期シェービング盤「FS30A」、砥石軸とワーク軸の高速同期制御を実現したギヤホーニング盤「ZS25A」を商品化、第20回日本国際工作機械見本市に出品するとともに販売を開始する。


 ドライカットホブ盤「GN-D10A」は、工具と主軸モーター、ワークとテーブルモーターを、それぞれ直結するダイレクトドライブ方式を採用してバックラッシュ“ゼロ”とし、これにより高精度と高生産性を同時に実現した。

 ダイレクトドライブとしたことによりパワー伝達経路を短縮し、ねじり剛性が高まり、ギヤの回転誤差も無くなり高精度化を実現している。

 当社が1997年、業界に先駆けて開発したドライカットを採用しているためオイルミストが出ず、低騒音と相まってクリーンな作業環境を演出するマシンとなっている。
 あわせて切削速度が2倍と高い生産性をもち、さらに工具寿命が5倍まで延び、工具費を40%も削減でき、すぐれた経済性をもっていることも大きな特長の一つ。
 標準機定価は2100万円。受注目標は初年度40台。

 同期シェービング盤「FS30A」は、工具を駆動させるカッター軸とワークを動かすワーク軸を高速同期制御、これにより歯型、歯すじはもちろん、従来不可能であったピッチ誤差修正を可能とした。

 カッター回転速度最大500min-1、ワーク回転速度最大3000min-1という高速加工機となっており、サイクルタイムもこれまでと比べ20%、時間にして5秒短縮(スピードギア加工時)でき、しかもカッターは正転のみで加工できるようになっている。
 このため非同期における正転、逆転切り替え時の衝撃、過大な負荷によるカッターの偏磨耗などがなくなり、カッター、ワークの損傷がなくなった。
 標準機定価は2450万円。初年度50台の受注を見込んでいる。


 ギヤホーニング盤「ZS25A」は、砥石軸とワーク軸を高速同期制御させ、サイクルタイム20%短縮と同時に高精度を実現、歯車研磨機に代わる歯車仕上げ加工の最新鋭マシンとして商品化したもの。
 歯型、歯すじはもちろんピッチ誤差まで修正が可能で、自動車のトランスミッションの低騒音化に特に威力を発揮する。

 このクラス最大の直径400mmいう大径砥石まで対応することができ、しかも最大3000min-1という高速回転が可能。カッター、ワークの損傷を防ぐことができる。

 サイクルタイムを20%短縮、生産性を高めたほかシェービング盤FS30A同様、砥石を逆転させず、正転だけで加工ができるためカッター、ワークに損傷を生じることがない。

 標準機定価は6700万円。初年度の受注目標は10台。
 


営業窓口
:工作機械事業部

 

以  上