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三菱重工ニュース
2000年10月19日発行 第3873号

自然冷媒CO 採用のカーエアコンを実車搭載テスト
スクロールコンプレッサーで高効率性能を実証


 三菱重工業は、開発を進めてきた自然冷媒CO 採用のカーエアコンを実車に搭載して「冷房性能試験」を行い、性能目標をクリアした。当社独自のスクロールコンプレッサーを用いたカーエアコンで、現行のフロン(HFC134a)を用いたものを上回る性能をもつことを実証した。フロンと異なり、環境汚染の心配がないCOを用いるカーエアコンは欧米でも開発に取り組んでいるが、今回のテスト合格は国際的な開発競争を一歩リードしたことになる。当社は、世界初となるCO採用のスクロールコンプレッサー搭載のカーエアコンの製品化を目指す。

 COを冷凍サイクルに適用した場合、超臨界サイクルとなり、圧力レベルが従来の冷凍サイクルと比較して高く、効率を上げることは難しいとされてきた。

 こうした中で当社は、現行システム以上のCOP値をもつ高効率冷凍サイクルの開発、耐圧軽量機器の開発などをテーマに設定した。冷熱技術を駆使してCO スクロールコンプレッサー、熱交換器の開発とともに、インタークーラーおよび高圧制御弁を用いた冷凍サイクルを開発し、高効率性能を実証した。

 スクロールコンプレッサーについては、当社独自の「洩れ低減構造」および「摩擦損失低減構造」を開発した。熱交換器については、COの伝熱特性を徹底的に研究し、従来の車載サイズに収まるガスクーラー、エバポレーターを開発した。また、超臨界COに耐えうるシール材や化学的に安定した高粘度のCO用冷凍機油を採用するなど実用化に目処をつけた。

 当社は、引き続き製品化を目指して研究開発に全力を上げる。



担当窓口
:冷熱事業本部 カーエアコン総括部

 

以  上