ページの先頭です。 ページの本文へ メインメニューへ フッタへ
ページの本文です。


三菱重工ニュース
2000年8月2日発行 第3858号

業界トップを満載 スタティック製氷方式
氷蓄熱ビル用マルチエアコン『高ピークシフト&カット』シリーズを新開発


 三菱重工業は、氷蓄熱ビル用マルチエアコン『高ピークシフト&カット』シリーズ3機種を開発しました。国のエネルギー政策の柱である電力負荷平準化の推進、さらに補助金制度の浸透により、氷蓄熱エアコンの需要は年々増加しています。特に、中・小規模ビルで顕著な伸びを示しており、より省エネで、かつ設計自由度の高い個別制御型氷蓄熱空調システムが強く求められています。こうした背景のもと、ビル空調市場をメインターゲットにして従来のピークシフトタイプをフルモデルチェンジし、新たに16馬力、20馬力クラスを追加してシリーズ強化をはかりました。本シリーズは8月2日~4日に名古屋で開催される「パワーソリューション2000」展〔主催:中部電力(株)〕に出展します。

 本シリーズは地球環境保全の一環として、省エネルギーの目安となるエネルギー消費効率(COP)の大幅な向上をはかるとともに、2001冷凍年度からの新冷媒対応機への切り替えを予定しております。当社はすでに、ピーク時間帯の消費電力を90%以上カットするシリーズを発売しており、市場で高い評価を得ております〔代表例:佐川急便一宮流通センターに208台を納入(世界最大)〕。今回開発した『高ピークシフト&カット』シリーズとの2本立てのラインアップは業界初であり、多様なユーザーニーズにも的確に応えられるものと自信を持っております。今後も、急増するとみられる氷蓄熱市場、特にビル空調市場に対応する商品として、積極的に販売を展開していきます。

1.商品の特長

(1) 業界トップのエネルギー消費効率(高COP化)を室外熱交および製氷熱交の高性能化により実現
全機種とも、冷房全日COP値2.2以上。
(2) 冷房ピーク時に約60%の電力カット、他の時間帯も約35%の電力シフトが可能(平均ピークシフト率40%)
非蓄熱システムに比べて、昼間の冷房消費電力を約40%低減し、空調用受電設備の小型化が可能。
高効率インバーター制御と高性能熱交換器の開発により、夜間蓄熱時の大幅な省エネ化を実現。
(3) 年間空調電気代を約30%低減
割安な夜間電力の有効活用で電力料金を低減。氷蓄熱ユニットと室外ユニットの高効率化により、非蓄熱システムに比べて、年間空調電気代を約30%低減。
(4) 約35℃の温水蓄熱を利用可能とし、さらに《暖房能力アップモード》搭載により、高能力な暖房が可能
割安な夜間電力で温水をつくり、最も負荷の大きな冬の立ち上がり時の暖房に利用。また、除霜運転中も温蓄を利用してデフロストを短縮。
寒冷地での氷蓄熱システムの普及促進のため、蓄熱を利用しない暖房時でも、冷暖比1:1の高能力な暖房が行える《暖房能力アップモード》を搭載。

(暖房性能)

J355形(13馬力)
J450形(16馬力)
J560形(20馬力)
暖房能力アップモード(KW)
31.5→40.0
40.0→50.0
50.0→63.0
蓄熱利用時間(h)
4.3
5.2
5.0


(5) 外気温マイナス15℃でも安定した暖房運転が可能
(6) 高い配管自由度を発揮する業界トップクラスの長配管設計
冷媒配管は実長100m、高低差50m(室外機上)、室内ユニット間高低差 15mと、非蓄のビル用マルチKXシリーズと同様の長配管設計が可能。
(7) 業界トップの室内ユニットをラインアップ
接続最小J22形(1馬力)から最大J280形(10馬力)まで16タイプ99機種の多彩な室内機をラインアップ(業界最多)。
(8) 1系統で最大20台までの個別制御可能
タイプ
接続可能室内ユニット台数
J355形
16台(業界最大)
J450・J560形
20台(業界最大)

 

(9) 深夜の蓄熱運転による近隣への騒音対策のため《夜間低騒音モード》を搭載
(10) 蓄熱した氷の最大限利用
ピークカットの終了条件を①タイマーモード②水温モード③タイマープラス水温(タイマーが切れてその時の温度が4℃より低い時には、ピークカットを自動延長)の3通りで設定可能。
(11) 蓄熱モード(冷房蓄熱・暖房蓄熱)の外部入力切り替えをオプションで設定可能
(12) サービス機能を大幅に向上
三菱重工独自の7SEG表示を採用。室外ユニットにサービス情報を3桁でデジタル表示し、サービス性の向上や操作性のスピードアップが可能。
製氷検知等のための、水温センサー温度を室外ユニットにデジタル表示する機能を新たに追加。感知用7SEG表示を新たに追加。
水位可視ゲージの標準装備化。

2.機種シリーズと価格

馬力
蓄熱層
室外機
価格(税抜/千円)
13
ISUJ355HS1
FDCJ280HKXIS1
3、660
16
ISUJ450HS1
FDCJ355HKXIS1
4、555
20
ISUJ560HS1
FDCJ450HKXIS1
5、110

3.発売予定

平成12年10月より順次


営業窓口
:冷熱事業本部 パッケージエアコン総括部

 

以  上