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三菱重工ニュース
2000年5月12日発行 第3836号

フルセットでの「シャフトレス輪転機」を公開運転
国内初号機 三原の紙・印刷機械事業部で 


 三菱重工業は、国内初号機となるフルセットでの「シャフトレス輪転機」を完成、11日と12日の2日間、当社紙・印刷機械事業部(三原市)に関係者を招き、公開運転を行った。シリンダーを駆動させるシャフトを全く使用しない輪転印刷機で、ヨーロッパでは主流となっているマシン。当社はすでにヨーロッパ向けに5セットを受注した実績をもっており、公開したマシンは通算6セット目。この輪転機は光村印刷(株)向けで、今秋納入の予定。


シャフトレス輪転機

 このシャフトレス機は全幅で40ページ16ケ面カラー対応機。機械最高速度は毎時15万部の能力をもつ。

 今回公開運転を行ったシャフトレス輪転機のセットは、2機の両面4色刷ユニット(両面カラー印刷が可能)、3機の補刷付両面墨刷ユニット、折機、それに給紙ユニットで構成されており、全長23メートル、全高10メートル、全幅9メートルの規模。

 モーターはヨーロッパで実績のあるインドラマット社製を採用している。このモーターは単独駆動で、印刷ユニットスタック毎に1台のモーターを取り付ける方式。

 シャフトを不要としたことによって、従来駆動の簡素化による動力低減、およびメンテナンス・保守の作業軽減をはかった点が最大の特長。
このほか
(1) 損紙低減
(2) 低騒音
(3) ユニット連結のワンタッチ化による速やかなスタートアップ
(4) 現地工事容易化
などの特長を併せもつ。

 一方、インキングはデジタルインキポンプで、高粘度のインキに対応することを前提としており、昨今の印刷高品質化を狙ったマシンでもある。

 当社はスペインのRECOPRINT社向けに5工場5セットを受注、すでに4工場に設置、順調に稼動している。現在、最終セットの据え付け工事を行っている。

 引き続き海外への拡販をはかるとともに、今回の国内初号機納入を契機に国内市場に向けても積極的な販売を行う方針である。

担当窓口:紙・印刷機械事業部
以  上